品川区は、教育改革「プラン21」にもとづき、全国初となる小中一貫校建設を区内で2ヶ所(大崎地区、大井地区)で進めています。さらに、2006年には「小中一貫校」の教育内容を全区で実施、「小中一貫教育」の方針を明らかにしています。
一校目となる大崎地区は、文部科学省より研究開発学校の指定を受け、日野中学校を第2日野小学校に移転、併設。2006年4月開校をめざしています。二校目となる大井地区は、構造改革特別特区(教育特区)を取得し、原小学校を伊藤中学校に移転、併設。2007年4月開校をめざしています。さらに区は、「小中一貫校」の教育内容を区内全ての小中学校で実施する、としています。品川区教育委員会は小中一貫校および一貫教育の目的を「小学校と中学校の垣根を取り去り、9年間を見通し一貫したカリキュラムを編成・実施し、のびのびした学校生活のなかで、子どもの個性と能力の伸長を図る」としています。小学校一年生から市民科や英語の導入。小学校5年〜中学校1年生からステップアップ学習を取り入れます。
共産党区議団は(1) 習熟度別学習の徹底、ステップアップ学習の導入に象徴さ「小中一貫教育」は子どもたちを競争にかりたて、教育をゆがめる、(2)保護者、教員など学校関係者などの意見も聞かない問答無用の進め方、などを理由に反対しています。
「一貫教育」ではなく全国に広がる30人学級の実現こそ、実現すべきだと考えます。
2001.05.24 | 全国ではじめての学校選択制と父母の教育要求(桜井恵子区議会議員) |
2000.12.20 | 法政大学教授佐貫浩「品川の学校選択制を考える」 |
2000.06 | 受験中心の教育を改め、子供の成長と発達に即した教育を 2000年第2回定例会における鈴木ひろ子議員の一般質問より |
2000.06 | 都教組品川支部が全教職員に行った中学校の学校選択自由化に対するアンケート |
1999.11 | 「学校選択自由化」の見直しを 学校づくりは子どもを中心に教職員、父母、地域の共同で 1999年第4回定例会における桜井議員の一般質問より |
1999.11 | 「学校選択制」に広がる不安、学校づくりは区民の合意で 『区議会報告1999年11月号』より |
1999.10 | 東京都教職員組合(都教組)品川支部発行の、学校選択制に関するパンフレット |
1999.09.28 | 学校選択制導入を決めた教育委員会での、深沢教育委員長のまとめの発言 |