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沢田英次

沢田英次(前区議会議員)

2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。

2002年4月7日発行
第965号


みなでお金を出し合い再建させた
第4日野小を守りたい
小中一貫校問題の訴えに共感の声
 「第4日野小学校は戦後みなででお金を出し合い復興した。その学校がなくなるようになったら大変だ」…私は小中一貫校計画の問題を訴えていますが、共感の声が寄せられています。いずれも小中一貫校計画に反対する声でばかりとなっています。

遠くなる日野中、通学が心配
  親たちは誰も望んでいない

 今回の訴えは4月7日の「小中一貫校についての地域懇談会」の参加のご案内をしていたものです。訴えを聞いたあとに私のところにきて話されたものですが、おもな声を紹介します。
 「私は17回卒業生。第4日野小は戦災にあい焼失した。町会で募金を募り復興した。3年後の創立80周年を盛大に迎えさせてあげたい。第4日野小をなんとしても守りたい」「第4日野小には、何の説明もない。こんな大事な問題をなぜ説明しないのか」「日野中のが遠くなり30分もかけて子どもが通いきれるか心配だ」「この地域は五反田図書館、教育センター、第1日野と教育施設が集まる文教地域だ。何のために日野中を移転するのか判らない」「親たちは一貫校を誰も望んでいない」などです。

PTAなどの理解が得られなければ中止を

 品川区と教育委員会は、朝日新聞が報道するまでPTAや教職員、町会などに意見を聞くことをしませんでした。学校のあり方を根底から変えてしまう提案を、トップで決めごり押しをするやり方は、住民自治を否定するものであり、もっとも非教育的といわなければなりません。小中一貫校計画を学校関係者、地域に説明し理解が得られないのなら中止にすべきです。

若月教育長の発言
みなさんはいかがお考えですか
「5年で小学校の学習終える」
(朝日「論座」)

 「今の制度上、小学校を5年で終了することはできない。けれど実質的部分では、5年生で終われる子には終わらせてあげて中学校の先取りといったものを少しずつさせていくことはできるはずだ。」