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党品川区議団小・中一貫校で懇談会説明できない区に批判の声

2002年06月22日

品川区が計画している小・中一貴校問題を話し合おうと22日、日本共産党品川区議団の主催で区政懇談会が開かれ、父母、教師、地域住民ら40人が参加しました。

小・中一貫校計画は区立日野中学校と同第二日野小学校を移設一体化、独自カリキュラムで九年間の一貫教育をおこなうというもので、2006年度開校の予定です。

懇談会では、区議団の沢田英次団長がこの計画の内容や矛盾について説明。現在の日野中の学区域の子が抽選で一貫校に入れなくなる可能性や、「学区域の別の小学校を卒業した子どもは、途中から一貫校に入れるのか」などの疑問が地元住民から出ても、区がまともに説明できないことを紹介。自民党などにも動揺が広がっている状況を指摘しました。

現場の教師は「一貫校が子どもを早い段階から能力別にわけて教育することを狙いにしたものである」と指摘しました。

法政大学の佐貫浩教授は「品川区のやり方は一部のエリート校をつくるものだ」と批判し、「真の改革は少人数学級や、学校の教育改革を地域・親・保護者でつくっていくこと」などと報告しました。

日野中のPTA役員も参加し「なぜ学校を移すのか、これまで培った伝統を崩すのか、納得のいく説明がない」と怒りを込めて訴えました。

<参考>小中一貫校に対する都教組品川支部の見解

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