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沢田英次

沢田英次(前区議会議員)

2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。

2004年6月6日発行
第1066号


大崎総合体育館を小中一貫校に移設
なぜ聞かぬ、利用者の声・教育の元締めとしてあまりに情けない

 「体育館を移設するのになぜ、区は利用者の意見を聞かないのか」…大崎体育館(北品川5-6)のトレーニング室を利用しているAさんからこんな声が寄せられました。住民、利用者の声を聞かず施策を進める教育委員会の姿勢が改めて問われています。

面積は現在の3分の1・サウナ、バーベルはなくなる

 大崎総合体育館は、建設中の小中一貫校の中に移設。現在の体育館は取り壊しになります。利用者は区に「移設後の体育館の説明をして欲しい」要請し5月15日に開催。区は体育館の移設計画を説明した後、「移設後のトレーニングルームの面積は3分1になる。サウナ、バーベルをなくす。バーベルは一般にマシーンで十分対応可能、サウナは必ずしも健康作りに必要ではない」と説明があったとのこと。「私は、サウナ、バーベルは健康づくりには不可欠だと思う。トレーニングルームは健康維持のために高齢の方も多く利用している。 利用者に説明も意見も聞かず、移転を進めることは間違いだ」とのことでした。


大崎総合体育館のトレーニングルーム

移転は開発の起爆が剤狙い!地方自治をどのように教える?

 トレーニングルームにサウナやバーベルが必要かどうかは種々の意見があって当然です。問題は利用者に意見も聞かず体育館の移転を決定、した住民無視の姿勢です。そもそも小中一貫校はPTAの意見も聞かず推進、住民無視は一貫しています。

 教育行政のもと締め、教育委員会は、子どもたちに地方自治、情報公開をどのように教えるのでしょうか。

 私は2002年決算委員会総括質問で「まだ30年しかたっていない体育館取り壊し一貫校に移設するのは、北品川5丁目街区の開発を狙って跡地を起爆剤にすることを狙ったもの」と批判しました。三井不動産など大企業の開発の要求を優先し、利用者、区民の意見も聞かない、こんなことあってはならないことです。

 区政運営に当たり事前に関係者、住民への情報公開、説明会の開催など行うよう強く求めます。