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沢田英次

沢田英次(前区議会議員)

2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。

2004年1月25日発行
第1049号


「時間がないの一点張り」
5時間の日陰我慢しろ
計画概要 半年前に議会に、住民には「ない」

 「やっと退職金で手に入れたマンションが日陰になるなど我慢できない」…1月19日、小中一貫校建設の近隣住民説明会が開かれました。会場となった第2日野小学校には、隣接するパラスト五反田のみなさん約40名、区側からは古川良則教育次長など15名が参加。夜7時から11まで緊迫した話し合いがおこなわれました。

一日、最悪で7時間も日陰 なぜ、早く説明しなかったのか

小中一貫校は地上6階、地下2階、高さは27・7m。民間マンションの9階近い高さがあります。パラスト五反田は第二日野小の真北。一貫校建設により1階では7時間弱の太陽が奪われます。この日は区側が当初案から4、5、6階の一部を削り1時間日照を改善した案を提示しました。住民は「姑息な提案だ」「西側に校舎を移すなど根本的な改善を」要求。区側は「18年4月開校のためには時間がない。これが最終回答」と最後通告をしました。


議会には昨年6月に計画の説明が…

 住民に計画の説明があったのが昨年12月5日、一ヶ月半前のこと。わずか3回の話し合いで最終回答など強引なやり方は民間業者でもありません。

 住民の方は、昨年9月に計画がどうなっているか、教育委員会や都市開発課、学校に問い合わせたがいずれも「計画はできていない」「資料はない」とのことでした。しかし昨年6月、文教委員会にはイメージ図、日影図、工事工程表まで添えた「小中一貫校の建設計画について」を提出。住民にはひた隠しにしてきたのが実態です。「時間がない」というのなら、なぜ早い段階で住民に説明し、意見を聞かなかったのでしょうか

 小中一貫校計画は、当初PTAや教職員、地域にも説明なしに一方的決定。日野中などPTAから強い反対があったのに強行したもの。品川区の住民無視はひどすぎます。