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首都高速中央環状品川線計画とは

中央環状品川線は葛西(江戸川区)〜八潮(品川区)延長約46kmの首都高速道路。

大崎・渋谷・新宿・池袋の4副都心を通過する路線で石原都政が進める「都市再生」計画の要をなしています。

計画延長約46kmのうち、平成14年12月に王子線が供用を開始し、現在約27kmが供用中です。新宿線(約10km)については首都高速道路公団が事業中で、また、品川線(約9km)は、昨年11月、都市計画決定がされました。

品川線は、目黒区青葉台から八潮まで9.4kmを地下トンネルで結ぶ道路。現在工事中の新宿線についで中央環状線の最後の区間です。来年度より着工される見通しです。

問題山積みの品川線

品川線計画は様々な問題を抱えています。

  1. 換気所による排気ガスを排出による環境問題、
  2. 総事業費4000億円のうち都が1250億円もの税金投入する問題、
  3. 世界最長、約20kmの地下トンネル構造のため地震時や交通事故による安全性。
  4. 10年に及ぶ工事のため沿線住民・商店に多大な損害を与える

など多くの問題を抱えています。

五反田地域では、都市高速中央環状品川線計画に反対する住民運動が広がっています。

11の町会は「子供や孫に大気汚染を残したくありません」と五反田換気所・出入り口反対の陳情書を32000筆の署名を添えて東京都と都議会に提出しました。五反田以外でも南品川4丁目、八潮北。

3つのマンションが「これ以上五反田の空気を汚すな」の横断幕を掲げ、町には反対のポスターが張り巡らされています。

自公民の態度は背信行為
計画の見直しとともに、せめて土壌脱硝装置の設置を

これまで自民、公明、民主の都議は請願の紹介議員になり地元の運動を激励してきました。自民党の石原ひろたか氏は、父親の石原都知事に申し入れの仲介をするなど、換気所建設反対の先頭に立ってきました。

ところが、昨年10月22日の東京都都市計画審議会では自民、公明、民主の委員(都議)は手のひらを返したように賛成、反対したのは共産党の松村友昭都議だけでした。

日本共産党は五反田地域に加え、南品川、八潮北換気塔も環境悪化が心配されます。計画沿線全体に事実を広げ、計画見直しに全力をつくします。

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