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西品川1丁目区民住宅

住宅地に25階の超高層!!

住民の声を聞き、設計変更を

品川区は区役所の目の前、西品川1―に地上25階、132戸の区民住宅の建設計画を推進しています。近隣住民のみなさんは「ふるさとを守る会」を結成し「住宅地になぜ超高層ビルを建てるのか」「私たちの声を聞いて」と運動に立ち上がっています。

日本共産党は、区民住宅建設に賛成しましたが、地域から歓迎する区民住宅をつくるためにも「住民のみなさんの合意を得て着工を」と本会議、建設委員会で取り上げています。

区長は『主権者は区民』を分っていない

超高層は三菱の利潤追求が背景に

この区民住宅は品川区が三菱マテリアル、三菱建設に発注し、55億円で買うものです。問題は、駅前でもないのに、高さ78.5メートルにも及ぶ高層ビルを、平屋、もしくは2階屋の典型的な住宅街の南側に建設することです。

品川区は、「高層化しスリムにしたため日照は大幅に改善される」と説明。しかし、高層化することにより、日影を及ぼす範囲は著しく長くなり広範囲に日影被害を拡大することになります。

品川区は昨年の9月に首脳部会議で決定しながら、住民に説明したのは、昨年11月27日、区議会で建物取得の議決がされてからでした。

高橋区長は沢田英次(共産党)の「なぜ被害を受ける住民の声を聞かないのか」との質問に「住民の代表は区議会であり、区議会に知らせる前に住民に知らせたら、(議会)はだまっていないでしょう」「設計変更はできない。おこなえば三菱から損害賠償を訴えられるかもしれない」と答弁。傍聴者からは「区長は『区政の主人公は区民』この原則を全くわかっていない」と厳しい批判の声があがっています。

今回の超高層の背景には三菱マテリアル、三菱建設に設計施工を任せたことが上げられます。品川区は三菱マテリアルの用地に続き、三菱建設の用地を購入する際、三菱側から「設計、施行を三菱に一任する」ことが条件につけられました。これでは、三菱が利益を上げようとすれば、大きく、より高い設計にならざるを得ません。

陳情は「継続審査」・・・共産、民主、合同賛成

「決まったことだ」と自民、公明…不採択

「ふるさとを守る会」のみなさんは第1回定例会に「住民の意見を取り入れた、真に区民のための区民住宅を建設していただきたいための陳情書」3,677名の署名を添えて提出しました。

3月6日の建設委員会は自民、公明「もう決まったことだ」と不採択を主張。一方、共産党(宮崎克俊、菊地貞二委員)は「1度決まった問題ではあるが、住民の要望がある以上、見直しをおこなうべきだ」と趣旨採択を主張。最終的には民主、合同の継続審査の主張に賛成しました。採決の結果、「不採択」「継続審査」同数、となり委員長の判断で、「継続審査」となりました。

国政では自公保政権は、国民から見放されていますが、品川区でも住民の声はそっちのけ、このような政治許せるでしょうか。

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