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鈴木ひろ子

こんにちは鈴木ひろ子です。

2001年3月11日発行
第101号

suzuki@jcp-shinagawa.com

無料 法律・生活相談会
日時:2024年02月22日(木)17:30~
会場:鈴木ひろ子事務所 中延2-11-7 3783-8833
弁護士さんが対応します。どんな問題でもお気軽に。


3月6日の区議会厚生委員会
民主党・土井議員が「審議ぬき採決」動議を提出
介護保険の改善請願
与党が審議ぬきで否決

 5・6日の区議会厚生委員会で、介護保険関連の条例と請願が審査されました。
 区提案の条例「低所得者の介護保険料減額」(内容はひろ子ニュース99号で紹介)は全会一致で可決され、ついに介護保険制度改善への大きな一歩を踏み出しました。区民の運動と共産党の提案が区と与党を動かしたのです。

与党:区の提案には賛成するが区民の「さらなる改善」の願いは冷たく否決
 共産党は区民の切実な願いを受けて介護保険制度をさらに改善するため(1)保険料そのものの減額(2)サービス利用料を3%に減額の2本の条例を提案しました。しかし自民・公明・民主・合同のオール与党が区民の切実な願いに背を向け、こぞって否決しました。

審議ぬき採決で区民の願いを踏みにじる民主・自民・公明

 6日は区民の4,721筆もの署名が添えられた請願の審査。私は共産党でたった1人の厚生委員。区民の思いを代表してしっかり発言しようとできる限りの準備をして委員会に臨みました。
 私は一番手に質問。「区は12、13年度で保険料を決める介護保険給付費を62億円も減額修正したが、それを元に計算したら保険料はいくら引き下げられるのか」「65歳以上の保険料の取り過ぎ分は返されないが、国、都、区の負担は減額に比例して減らされる。国などの公費の減額分はいくらか」など質問しました。
 その途中で突然、民主党の土井洋一議員が動議を提出。「審議は昨日の条例審査で行った。これ以上する必要はない。ただちに採決を」と言ったのです。
 私は、
(1)昨日は提案者で質問ができなかった。私の質問を保障すべきである。
(2)区民が切実な願いを、たくさんの署名を添え請願していることに対して審議するのは議会の義務ではないか。しかもたくさんの傍聴者も見えている。
(3)「国や都に要望を」の項目は議題に上がったこともない。の3点を上げて、審議続行を強く主張しましたが、自民・公明・民主の与党が〃審議ぬきの採決〃の動議に賛成し審議は打ち切られました。与党は誰1人、区民の切実な請願に対して質問もせず、意見も述べずに否決したのです。
 私は悔しくて涙がにじんできました。こんなことが許されるのでしょうか。区議会の中が区民の思いとかけ離れています。「区民の眼前で、こんな区民無視の、区民の思いを踏みにじるようなことができるのか」と思うようなことを、議会の中では自民・公明・民主など与党が平気でしているのです。
 ぜひ区議会の傍聴にお出で下さい。各党の姿勢や態度が一目瞭然です。
 私はこの日、2年後の区議選ではぜひ共産党を10名に増やして、各委員会で複数配置になるようにしたいと強く思いました。そのためにも、今度の都議選・参院選では何としても共産党を大きく躍進させなければと決意を新たにしました。
*傍聴者の方に感想をいただきました。

 初めて傍聴しました。私たちが取り組んできた「介護保険の改善」を求める署名が、いったいどのように審議されるのか注目をもって参加しました。しかし審議とは程遠く鈴木議
員以外誰1人として質疑も意見表明もせず、区民の切実な要求(4,700をこえる署名)に対して「否決」とあっけなく終わってしまいました。署名をして下さった方々のことを考え、余りにもひどいと感じました。もっと区民がどんどん傍聴して、区政、区議会にまともな議論をさせる必要があると痛感しました。

三ツ木診療所事務長
長沢伸彦

 民主党が果たしている役割がいかに反区民、反労働者的かを痛感した。これから区民の切実な願い、働くものの願いが実現するよう春闘共闘も頑張る決意を新たにしました。

春闘共闘 内藤実