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沢田英次

沢田英次(前区議会議員)

2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。

2005年1月1日発行
第1090号


不安、疑問をみんなで…
大崎駅西口 中地区開発 考える会結成へ
納得がいかなければ声を上げよう!

 山手線を超えた大崎2丁目。百反坂の北側で品川区と住友不動産、清水建設、フジタが進める中地区開発に対して、関係住民が反対の声を上げ「考える会」の結成を進めています。

なぜいそぐのか都市計画決定
品川区…区計審を1月13日開催

 品川区は中地区開発の都市計画に対する区としての意見を決める品川区都市計画審議会を1月13日に開催しようとしています。
地域では「この年になってマンションに住みたくない」「準備組合に開発のことを聞いてもまとも答えてくれない」など様々な不安や疑問の声が出されています。賃貸居住の方は「この間何の説明もなく大家さんから『更新料はいらない。開発がすすんだら出てもらうことになる』といわれた、どうしたらよいかわからない」などの声も聞かれます。

 「考える会」は一人で悩まずに、会員を地区外の人にも広げ納得のいかない点があれば声をあげよう」と結成されるものです。

問題!地上げ・違法融資に税金投入
居住者440人が280人に

  地域一体は、千代田生命(フジタも)が保険業法に違反して百億円融資、すさまじい地上げ強行。千代田の権利は清水建設に移りましたが、地域内の底地の7割が清水建設、フジタの所有となっています。これにより13年前は地域内に440名の居住者が現在では280名余に減少しています。違法の地上げで住民を追いたて、その開発に70億円もの税金を投入することが正しいのでしょうか。様々な問題を持った中地区開発。「考える会」の活動に期待をしたいと思います。


百反坂に面した中地区(住宅街)


中地区開発とは

 百反坂の北側1.6fを品川区、住友不動産、フジタ、清水建設が中心企業。地権者は88人ですが地域内居住者の約4割が開発(素案)に反対しています。 2年前にも都市計画決定しましたが採算見通しがたたず中断。今回、前回のオフィスビルからマンション中心に変更しました。
 「都市再生」の指定地域。採算優先で巨大建築となっています。36階、高さ143mのツインタワーマンションで1500戸を建設。