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沢田英次

沢田英次(前区議会議員)

2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。

2004年3月7日発行
第1055号


賃金は生活保護基準以下
非常勤職員の待遇改善を
沢田代表質問で追求

 品川区は「非常勤の仕事振りは常勤と全く変わらずよく働いている」と持ち上げながら、待遇は劣悪。2月25日、私は学童保育をすまいるスクール(以下、すまいる)に移行する問題のなかで非常勤職員の待遇改善を代表質問で取り上げました。

「交通費なし」は23区で品川ぐらい。大田も目黒も!

沢田質問

 私は学童保育のすまいるへの移行により「常勤職員中心から非常勤職員中心に変わる」とし、非常勤の仕事の実態を示し、以下の改善を求めました。

一、賃金は教員資格取得者は一時間1500円、その他は12  00円。「収入は月12万7千円で自立は困難」の声が出され ている。自立可能な賃金に引き上げるべきだ。

二、仕事は1時15分〜だが、12時半には出勤。給食を食べながら、 毎日来ない非常勤のために引継ぎをしている。終業はは6時1 5分だが、子どもが帰ったあと反省会をおこなうので帰り35分 ほど遅れる」とのこと。実際に仕事をしているのに手当ては支 払われていない。サービス残業実態調査と改善を求める。

三、非常勤全体が交通費は支払われていない。「私は台東区から 通っているが交通費が出ない何とかして欲しい」との声もある。交通費を支給できないか。

四、社会保険もなく雇用期間も一年、改善を求める。

区側答弁

一、報酬は決して低い額ではない。サービス残業はを強いていない。

二、交通費は区民の雇用を重視しているから払うこ とは考えない。

三、雇用期間の1年切れても希望者は選考の上採用 している。制度の変更は考えていない。

四、社会保険は勤務形態より異なっている。(?) 全体として不誠実極まりない答弁でした。

 同じ仕事をしながら非常勤の方は、生活保護(住宅費込み)以下の賃金。自立できない賃金でどうして「安くない」といえるのでしょうか。交通費を出していないのは23区で品川ぐらい、といいます。正規職員を減らし、安上がりに非常勤・パートを利用する、品川区の冷たさを象徴するものです。

 自民・公明党政治により雇用は民間でも自治体でも派遣社員、パートなど不安定仕事が拡大。同じ仕事をしながら待遇に格差があることは人権上の大問題です。非常勤などの待遇改善にがんばります。