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沢田英次

沢田英次(前区議会議員)

2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。

2003年10月26日発行
第1039号


「学童保育に行きたくない」…どんな対応するか
小沼福祉事業部長 個々の問題に答えられない
答弁不能…これでは親の不安は当然

 私の「子どもがすまいるに行きたがらない場合、どう対応するのか」との質問に小沼福祉事業部長は「個々の問題には答えられない」と答弁…これは20日決算委員会総括質問やりとりです。

 親の不安にまともに答弁もできないのに「学童保育のすまいる移行はサービス向上になる」と強弁。これが品川区の姿勢です。

子ども2.3倍、専任職員4→1人に すまいる三ツ木、西品川学童の例

沢田…「学童保育の任務は両親が日中働きに出ている子どもに家庭に変わる居場所として遊びと生活の場を提供することにある。すまいるに学童保育を移行し、どんな生活の場を提供するのか」と質問。小沼児童事業部長…「遊びを通して生活の場を提供している」。

沢田…「スマイルの子と学童の違いは、学童の子は日中親が働いている間、親に甘えることも、休んだり適切な保護が受けられない。学童保育は、家庭に代わり、ただいまと帰っていくところであり、子どもの居場所だ。だから複数専任制、連絡帳、父母会、おやつ、専用の育成室があった。すまいるはこれらすべてない。具体的に聞きたい。子どもが学童に行きたくない、といった相談があった場合、すまいると学童の対応をそれぞれ答えてください。

小沼部長…具体例は個々の家庭の一コマであり答えられない。

沢田…事例は、私が2人の子どを学童にやり悩んだ問題だ。移行によりサービスは向上というが、具体的な問題にはまともな答弁もできない。親が学童保育がなくなり、不安に思うのは当然だ。

沢田…三ツ木すまいると移行する西品川学童保育の例を示す。西品川学童が移行すると三ツ木すまいるは日々利用45人が102人に2・3倍になるのに専任職員は4人から1人になる。現在のすまいるの子にとっても超過密、手薄な職員配置で事故多発になるのではと不安だ。一体どこがサ…ビス向上といえるのだろうか。

沢田…11月4日の学童募集停止を前に親の不安は頂点に達している。一日も早い、教育委員会、福祉事業部合同の説明会を求める。

古川教育次長…福祉事業部と調整し、近々のうち、11月中には説明会を開始したい。

すまいるスクール三木の例
  出席児童(予想) 職員体制
専任職員 非常勤職員
三木すまいる 45人(うち10人は学童保育) 1人 4人
西品川学童保育 67人(在籍児童) 3人 1人
現在の合計 102人 4人 5人
すまいる移行後 102人 1人 4人