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沢田英次

沢田英次(前区議会議員)

2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。

2003年6月1日発行
第1019号


「幸福の科学」が僧坊建設
41名が住民集会
池田山(東五反田5)に広がる不安

 5月25日、宗教法人・『幸福の科学』が池田山(東五反田5)に計画中の僧房建設に反対する住民集会が開かれました。 会場となった天理教集会室には41名が参加、池田山の環境を守る地域ぐるみの運動を広げていくことを確認しました。

数ヶ所の用地取得、拠点づくり?
3年前、女性襲い下着奪う事件

 敷地に張り出された「建築計画のお知らせ」によると敷地面積298uに鉄筋コンクリート3階建て、高さ9mの僧房を6月中旬に着工、来年4月25日に完成、の予定としています。

 住民のみなさんは「最近の一部の宗教団体による反社会的な行為が頻発している」「幸福の科学の土地が池田山に数件あり、用地買収を進めている」「3年前、池田山に住む幸福の科学職員が女性を背後から襲い下着泥棒で逮捕された」など不安が出されました。

 現在、民間会社に建築確認申請を提出中で、早ければ今週中にも確認が下りる見込みです。

 私は「信教の自由は守らなければならない。しかし、数年前、東五反田での本部建設をはじめ池田山周辺に数箇所の用地取得をすすめるなど不安が起きるのは当然です。建築紛争というより、池田山の街づくりの問題だと思う。全国的にも注目された池田山環境協定に沿って解決することが大事だと思う」と発言しました。


正面の建物が「幸福の科学」による僧房の建設予定地

池田山環境協定沿った解決を
住民合意による環境優先の街づくり

 池田山では20年前、ホテル建設反対の運動がおき、1987年11月に池田山環境協定を締結しました。住民1300名、99%の方がが署名しました。環境協定は第一条で「池田山地域の良好な関係を将来にわたって維持してゆくために、住民合意に基づく環境優先の街づくりを実践しましょう」としています。「幸福の科学」は十分な情報を公開すること、住民合意が得られるよう最大限の努力をおこなうこと、が求められています。