日本共産党品川区議団TOPへ         「沢田英次区議会報告」目次へ

沢田英次

沢田英次(前区議会議員)

2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。

2003年5月25日発行
第1018号


議会の役職決まる
共産党 街づくり委員長
大論議の末、議席按分を基本に割り振り

 区議会は5月23日の臨時会をめざして議会の役職を決める協議が各派協議会すすめられています。

 自民、公明、区民合同など与党会派は「共産党が常任委員長を務めることは問題」と委員長取り上げを主張しましたが激論の末、議席に比例して議会役職を割り振ることになりました。

「委員長が議場で反対する のは問題」の主張を論破

 各派協議会は、議会運営委員会が設置されるまで議会の役職等を決めるのが任務、各会派の幹事長などで構成しています。

 自民、公明、区民連合(民主)など与党は「共産党は委員長を務めているのに、本会議で委員長報告をおこなった後、反対、棄権することがある。区民に分かりづらく共産党の委員長について検討が必要。従来の指名推薦をあらため選挙をおこなうべき」と主張、紛糾しました。 私は「委員長の任務は案件の審議内容を公正に本会議に報告することであり、報告が終えたら議員個人としての投票になる。戦後一貫して議席に応じて配分する方式(ドント方式)は委員会運営を民主的かつ円滑に進めるためにも変えてはならない。共産党を委員長から排除する正当な理由はない」と主張しました。

 各党間で非公式の協議が進められましたが、21日の話し合いで共産党は委員長一、副委員長二の割り当てで合意に達しました。これは従来議席による按分、ドント方式と一致するものです。

 なお生活者ネットの代表は「これまでの論議は非常に有効なものだった、これまでの指名推薦でおこなうべきだ」と共産党と同じ立場を明らかにしました。

指名推薦…各派協議会などで議員数に応じて委員長など議会役職の配分を決める方式。会派ごとに委員長候補を決め、委員会で座長が委員長候補の提案を行い、決めるものです

議場に国旗掲揚!
次期議運委に先送り

 林宏(自民)前議長が提案したもの。

 5月15日の各派協議会で「国旗、区旗の掲揚について」が議題となりました。私は「この問題は正規の議会運営委員会で検討すべき議題であり、今日協議すべきでない」と主張。他会派からも同様の意見が出され決定されました。

 私は「議会は議論を戦わせる場。区民の間で意見が分かれる日の丸問題を多数決で押し切ることは問題」だと思います。  皆さんのご意見をお聞かせ願えれば幸いです。