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沢田英次

沢田英次(前区議会議員)

2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。

2002年8月11日発行
第983号


8月4日の集中豪雨
区内の浸水308件
不動前駅周辺の調査をおこないました

 「今年で3回目だ。なんとかならないか」…8月4日、夜9時ごろから降った雨は、区内各所で大きな被害をもたらしました。幸い目黒川は氾濫しませんでしたが、高台の不動前商店街では数軒が浸水被害を受けました。

総雨量は72mm(区役所)
荏原調節池取込水量は1万トン

 夜9時半〜約1時間に降った雨は62ミリ(区役所)、かなり強い雨となりました。浸水件数は個人住宅145件(うち床上40件)、事業所163件(うち床上124件)。特に被害の大きかった地域は立会川流域で南大井、二葉町。この他西品川1・2丁目に被害が集中しました。

 私は、不動前商店街周辺の被災者へのお見舞いと調査をおこないました。主な意見は「防災無線が聞こえず対応が遅れた」「第四日野小の2つのマンホールの穴から水が吹き上げ商店街に流れ込んだ」「エレベーター下のピットに水が入りかなり損害になりそうだ」「雨水バイパス管ができたと聞くが暫定的に不動前の水を流し込めないか」などです。

第四日野小の門左奥にマンホールが

写真上=水が吹上った問題のマンホール

 なお、荏原調節地の取り込んだ水量は1万トン(容量20万トン)でした。

暫定貯留、困難あるが検討したい…沢田の要請に回答

 私は調査をおこなった結果を区の関係部署に要請しました。 とくに「工事中の雨水バイパス管を暫定的に貯留管として利用できないか」この問題を強く求めました。
 区側は「第四日野小学校〜高速道路まで680m(管の径は2m)は既に完成し、現在左官作業をおこなっている。暫定貯留には鉄板で塞ぐ必要があるが、目一杯利用すると水圧の問題もあり大変だ。管の途中で蓋をして少しでも水を貯留できないか検討したい。その際、道幅が狭く工事ができない、などの問題もある」と回答がありました。
 「目黒川の水位を知らせるサイレンの音が聞こえない」との声に対しては防災課長から「第四日野小学校の防災用サイレンがつながっていない。近所の合意が得られればサイレンはつなぐことが可能です」との答弁がありました。