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沢田英次

沢田英次(前区議会議員)

2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。

2001年12月23日発行
第951号


西五反田3丁目都営住宅1237倍
区営住宅建設は緊急課題
来年、みなさんとともにがんばります
 都営住宅競走倍率1237倍…深刻化する不況のもと都営住宅の入居希望者は急増。ついに1000倍を超える例まで出ました。こんな状況なのに品川区は「公営住宅は足りている。建設はしない」の一点張り。私は、来年は区営住宅建設に全力をつくしたいと思います。

品川の公営住宅は4010戸
   これでも「公営住宅足りている」?

2001年度都営住宅(区内)応募倍率
    募集数 応募数 倍率
5月 空家 10 501 50.1
スーパーリフォーホーム (南品川) 2 1022 511
10月 空家 23 746 32.4
新築(1DK) 1 1237 1237
11月
(地元割当)
空家 8 306 38.3
新築(3DK) 3 253 84.3
*10、11月の新築は西五反田3丁目都営住宅

 上の表をご覧下さい。今年の都営住宅の募集倍率は平均すると40〜50倍前後ですが、西五反田3丁目の新築住宅では1DK、1戸の募集に1237名が応募しました。
 11月30日、党区議団は高橋区長に2002年度予算要望書を提出しました。その際、私は「108項目の要求のうち、特に区営住宅建設は緊急課題だ」と見解を求めたところ、高橋区長は「品川には都営・区営住宅あわせて4000戸あり、足りている区営住宅建設は考えていない」との考えを示しました。
 品川の都営・区営住宅の数は4010戸、全住戸数の2・6%にしか過ぎません。イギリスでは約40%が公営住宅だと聞きました。宝くじを買うような競争倍率、全住戸数のわずか2・6%しかない戸数、一体どこが足りているというのでしょうか。
 深刻化する不況の下で都営住宅や区営住宅建設は待ったなしの課題です。

オーバルコートの補助金49億円で区営住宅200戸建築可能

 最近私に寄せられる相談で多いのが、生活保護や住宅に関するものが目立って増えています。とりわけ、生存の基本にかかわる住宅の相談は、公営住宅が少なくは解決が困難になっています。。
 今年、6月にオープンしたオーバルコート(東五反田2)には区民の税金49億円が投入されました。この分を区営住宅建設に当てるならば200戸弱、ゲートシティの補助金110億円では450戸が建設できます。三井不動産やフジタなど大企業の開発には惜しげもなく税金を投入しながら、区民が切望する区営住宅建設を拒否するこんな政治、ぜひとも変えたいと思います。