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沢田英次

沢田英次(前区議会議員)

2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。

2001年12月16日発行
第950号


みなさんどうお考えでしょうか
傍聴されると
本音が出ない?
議会運営委員会の「改革提案」否決
 12月6日、党議員団が提出した「議会運営委員会(議運)改善いついての提案(11月19日提出)を否決されました。反対したのは自民、公明、民主の各党、区議会合同は賛成しました。

非公開、喫煙可…なぜ議運を特別扱いするのでしょうか

 提案内容は1、議会運営委員会の公開(傍聴を可能にする)、2、議会運営委員会開会中の禁煙、3、少数会派(区民クラブ2人)の議運へのオブザーバー参加、となっています。
 この提案は11月20日と12月6日の議運で審議されましたが、次のような趣旨の発言がありました。

 委員会公開では「公開すると本音が出ない恐れがある」「議運を公開すれば別に非公開の別の会議ができる」と強調。これに対し私は「今日の議題で公開できないものがあれば指摘して欲しい。議運は、委員会運営だけでなく意見書の採択や海外視察の実施など区民にとって重要な問題を扱っており公開すべきだ」と述べました。ある与党会派から「議運も地方自治法が変わり、他の委員会と同じになっている。公開は検討すべきだ」との賛意を示しました。
 禁煙問題で私は「他の委員会が禁煙としているのに議運だけが喫煙を可としていることは説明がつかない。委員会中の禁煙を実施すべきだ」と提案。「うちにも愛煙家がいるので」と態度不明の意見。また「自粛の範囲にとどめるべきだ」との意見が出る一方、「風をひいた時、空気清浄機も効かず、つらい思いをした」など相反する意見が出されました。
 オブザーバー参加について「今年6月の議運で認めない結論が出ている」と主張。一方、「実現すべきだ」との意見、ある会派は「認めてもよいのでは」と主張しましたが、6日の委員会では「前回の発言は個人的な見解だ」として反対の態度に変えました。「改革提案」は賛成が共産、合同、反対が自民、民主、公明で否決されることになりました。

自公民の態度
議会改革の流れにも区民の願いにもそむくのでは

 品川区議会は、1、86年には委員会の公開、2、87には議事録の情報公開。3、今年3月からは一般・代表質問のケーブルテレビでの放映、4、今年4月政務調査費の領収書と詳細報告の公開、5、来年4月からは議事録のインターネット無料公開、など開かれた議会への前進をしてきました。残念ながら今回の提案は否決されましたが、今後とも議会運営が改善されるようがんばります。