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沢田英次

沢田英次(前区議会議員)

2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。

2001年11月4日発行
第944号


ホームレス対策は
排除ではなく自立支援を
あまりに冷たい区長の「排除」の姿勢
 「東京23区のホームレスは5700人、5年前と比べて1・7倍に急増」東京都のホームレス白書は報じています。本紙942号でも簡単に書きましたが、あらためてホームレス対策について考えてみました。

ホームレスの7割が求職活動
区は住まい確保と職の斡旋を

 先日閉会となった決算委員会で高橋区長は「ホームレスが施設(緊急1次保護センター)に入らないのは住むところがあるから。だから公園を住めないようにする。品川区を住みづらくすれば他区にいく」…こんな内容でした。
 たしかに公園などを安心して利用できるように改善することは急務となっていますが、区長の考え方でホームレス問題の解決はするでしょうか。緊急1次保護センターは23区を5つのブロックに分け平成15年までに各ブロック1ヶ所を建設しようとするものです。その第1号として11月大田区の大田寮、300人が予定されています。品川の利用枠は7名とされています。
 品川区の今年8月の調査ではホームレスは52名としていますが、日中のみの調査であり実態は100数十名に及ぶと思われます。 施設が圧倒的に少ないのに、ホームレスを公園から排除すれば、町なかに移動するだけ。必要なことはホームレスの方に施設の紹介、一時的な生活保護の適用、その上で仕事の斡旋をおこない自立に向けた援助こそすべきと考えます。「ホームレス白書」では7割が解雇、倒産、病気などを理由に職を失い同時にホームレスになっている」「7割以上が求職活動をしている」としています。この事実は適切な支援があればホームレスから抜け出し自立できる可能性を示すものです。
 先日、松井計著「ホームレス作家」を読みました。奥さんが子育て育児が困難になったことから著者が家事に専念。そのため収入がゼロになりホームレスに。再起をめざし路上には寝ないことを心に決める。凍てつく今年の1月、2月の深夜、コンビニやひたすら路上を歩き続ける…。ぜひみなさんも時間があればごらんになることをお勧めします。



都営住宅(地元割当)新築・あき家募集

◇募集期間 11月5日(月)〜12日(月)

◇募集戸数

新 築 荏原青果市場跡地(新築)…3戸
空き家 東五反田、北品川・東品川・大崎…5戸
      八潮5丁目…3戸

 ※詳しくは沢田か生活と健康を守る会まで3773ー2391