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沢田英次

沢田英次(前区議会議員)

2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。

2001年10月14日発行
第941号


10月4日 決算委員会で追求
なんでこの時期に…
奨学金返済期間 
20年→15年に短縮
返済年6万円が8万円に
 「なんでこの時期に期間短縮なのか」…私(沢田)は10月4日の決算委員会で今定例会に提出されている奨学金の期間短縮問題(条例「改正」)を質問しました。宮路恵美子区民生活課長は「返済困難な方には猶予制度を適用したい」と回答しました。

就職難の時、青年に追い討ち
区…猶予制度を適用したい

 「奨学金制度は経済的理由で高等学校など就学困難なものに対し貸し付ける制度」。下の表をご覧下さい。私立は120万8千円、公立で53万8千円を貸し付けます。

奨学金制度の返還期間及び返還金額の改悪

高校

貸付金額

返還期間

年間返還金額

私立

1,208,000円

20年→15年

6万円→8万円

公立

538,000円

20年→15年

2.6万円→3.5万円

 これまで返済は20年間で、年額私立で6万円でしたが条例「改正」により、15年に短縮、返済も8万円に増えることになります。制度ができて以来2580人が借り、現在1053人が返済中です。区は15年返済にする理由を「20年返済は他区に転出し、滞納となる例が多い。20年返済は、品川、大田、江戸川の4区で少数派だ」としています。 
 私は「不況の影響を受け高校新卒の求人倍率は61%。10人のうち4人は就職できない状況だ。私は今年3月、本会議での『フリーター対策を行うべきだ』との質問に区長は『深刻なフリーターの状況について文部・労働省が研究しておりに区も認識は同じだ』と答弁した。それならなぜ、期間延長するのか。困難に直面する青年に冷たすぎる」と厳しく指摘しました。
 宮路恵美子区民生活課長は「条例には返済困難な方に猶予する制度がある。猶予制度を必要な方には適用したい」と答弁しました。



目黒川の清流化
落合処理場処理水増を
9日 沢田提案

 9日の決算委員会で私は「目黒川を清流化するために落合浄水場の高度処理水を新たに買ってでも導入すべきだ」…と質問しました。
 北村隆光下水道河川課長は「平成7年3月に目黒川に落合浄水場の処理水導入(3万トン)によりBODが平成6年(導入前)6〜8mg/l、平成12年には3〜4mg/l(居木橋)と順調に改善されている。今後、増水については費用もかかることもあり検討したい」と答弁しました。