日本共産党品川区議団TOPへ         「沢田英次区議会報告」目次へ

沢田英次

沢田英次(前区議会議員)

2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。

2001年9月23日発行
第938号


共産党・・・テロ根絶のための決議案提出
武力報復でなく、法の裁きを
19日の議会運営委員会
 日本共産党区議団は、19日に開かれた議会運営委員会に「アメリカにおける同時多発テロを糾弾する決議案」を提出。直近の本会議で決定するよう提案しましたが、残念ながら21日(金)の本会議決定は行わず「各会派持ち帰り検討」となりました。

残念です。議決の延期
   足立区、立川市では議決

 私は「今回の提案は第1に未曾有の犠牲者を出した今回のテロを地球上から根絶するために区議会として意思を表示すること、第2は、アメリカが武力による報復を準備しているが、これはおびただしい一般市民の犠牲を強いることになり、そのことがアメリカへの新たな憎悪を生む。テロ、報復、さらにテロの悪循環となる危険が高い。テロを根絶するには各国がテロ一掃で協調し、国連と国際法に基づき容疑者と支援者の逮捕、法の裁きを受けさせること以外にない。武力行使が切迫しているもとで21日の本会議で議決いただきたい」と提案説明を行いました。
 委員から「趣旨には賛同だが、明日、あさってに決めることは困難だ。今定例会中に検討したらどうか」「うちの会派でも議論した。持ち帰って検討したい」「最大の犠牲者アメリカを責めるのは問題だ」などの意見が出されました。
 私は「足立区、立川市、久留米市などで同趣旨の決議がされている。今大事なことはどうしたらテロを一掃できるか、考えるべき時あり、提案は被害者のアメリカの立場で言っていることでもある」と述べました。

アメリカ合衆国における
同時多発テロ事件を糾弾する決議(案)

 9月11日、アメリカ合衆国で発生した大規模な同時多発テロ事件は、数千人の犠牲を出す大惨事となった。品川区議会は、犠牲になった方々に心から哀悼の意を表するものである。
 今回のテロ行為はアメリカへの攻撃にとどまらず、国際社会全体への攻撃である。多数の市民の生命を無差別に奪うテロ行為はいかなる政治的見解、宗教的信条によっても絶対に許されないものである。
 品川区議会は、非人道的なテロ行為の根絶を強く願うとともに、世界の平和と安全を守るため、我が国を始め各国が協調し、国連が中心となって国際法規に基づく、最善の措置をとられるよう求めるものである。