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沢田英次

沢田英次(前区議会議員)

2000年10月〜2006年12月のニュースを掲載しています。

2000年12月24日発行
第907号


自治権拡充期成連盟の解散
区長公選、清掃移管
住民、議会、行政が共同し2回の自治法改正

「政治は変えられる」
自治拡運動を取り組んでの私の実感です

 一九日、自治権拡充期成連盟の解散式が「きゅりあん」でおこなわれました。三十八年間の歴史をもつ自治権拡充運動は、区長準公選運動を通じ一九七五年に区長公選制の実施、今年四月には二十三区を都の内部団体から基礎的自治体に変更、清掃事業も区に移管されました。住民、議会、行政の運動が二回の自治法改正をするなど、大きな役割を果たすことができました。
 同連盟の解散に、当たってた記念誌、「地方自治の実現に向かって」を作成しましたが、左の文はそこに掲載した私のコメントです。

「区長準公選」は「地方自治」の金字塔
 私は当連盟の解散を決めた専務理事として長い運動の幕を引くことに、ちょっとした寂しさはありますが、「区長公選」「基礎的自治体の明記」など二つの法改正を実現し初期の目的をなしとげる事ができたことは地方自治に金字塔を打ち立てた、といえると思います。とりわけ「区長準公選」は品川の誇りですが、運動の優れた点は二つあると思います。
 一つは住民の運動が主導し議会、行政が一体となり取り組んだことでした。それは区長準公選運動が象徴しています。「区長を選ぶ品川区民の会」がすすめた「区長準公選」の実施を求める直接請求運動には三一八〇〇名もの署名を集め区長準公選区民投票実施にいたりました。
 もう一つは、議会では保守も革新も地方自治を拡充する一点で共同し、超党派ですすめたことです。自治省が「法律上疑義を残したまま実施するのは好ましくない」と圧力をかけたもとでも堂々と区長準公選・区民投票を実施しました。練馬区から始まった運動は区民ぐるみ、超党派の取り組みにより品川で見事に花を開かせました。
私ごとですが、三十二年前、はじめて党区議団の事務局長として区政に係った時は、区長準公選運動の真っ只中でした。その後の議員活動の中でも忘れることができない私の思い出でもあります。あらためて皆さんのご協力に御礼を申し上げるとともに地方自治の前進のために力を尽くしたいと思います。

品川区議会議員 沢田英次

*今年一年間お世話になりました。来年は二十一世紀、ご家族の皆さん、よいお年をお迎えください。