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なかつか亮 なかつか亮ニュース 2004年9月12日発行
第81号

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『菜穂ちゃん信号』設置へ(歩車分離式信号)
区、都、国を動かした5281筆の父母の願い

戸越3丁目交差点に歩車分離信号導入へ

 区議会の控え室に6日夕方、うれしいニュースが飛び込んで着ました。

  「歩車分離式信号の導入が決定した。今日の夕刊に乗っている」

 青信号の横断歩道を自転車で渡っていた佐藤奈緒ちゃんを後方から左折してきたダンプカーに引かれ死亡。痛ましい交通事故から1年4ヶ月。ついに家族の願い、保護者の願いが実現しました。

交通事故から子どもたちを守ろう 保護者の粘り強い運動が行政を動かす

 「青信号で渡ったのにどうしてこんなことに」父親の佐藤清志さんが、私の「無料法律相談会」に相談に訪れたのは昨年の7月でした。翌日、弁護士の方と現場を確認。長い長い取り組みが始まりました。

今年3月都議会、5月超党派で高橋区長に5千筆の署名を提出

 今年3月秋田かくお都議は都議会警察・消防委員会で取り上げ、警視庁に検討を約束させました。

 その後、菜穂ちゃんが通っていた保育園の保護者の方が署名運動を開始。粘り強い保護者の願いが党派を超えた大きな運動に発展し、5月、5286人分の署名を高橋区長に提出しました。


保護者の願いが、政治を動かす。高橋区長に5千筆の署名を提出

今後は積極的に導入

 青信号で横断歩道を渡るとき、同時に後ろから車が左折、歩行者に急接近してくる車に「ヒヤッ」とした経験、だれもがあると思います。

 これまで「分離式信号」は歩行者の死亡事後が2年間で2件以上あった場所で導入を検討、交通量の多い幹線道路沿いは渋滞の懸念から対応が遅れていました。

 しかし警視庁は「今後は交差点の形状や交通の流れが複雑で歩行者の危険性の高い場所から積極的に導入していく」と話しています。

 父親の佐藤清志さんは「設置の決定は本当にうれしい。でも他にも危険な交差点はたくさんあります。事故がおきなければ対策を行わない今までの対応を改めてほしい。これからも歩車分離式の信号機の理解を広げ、危険な交差点をなくしていきたい。それが父親として奈緒にできることです」と話していました。

危険が一杯の街・道路

 「横断歩道は青信号になったら手あげて渡りましょう」私も小学生の時、教わりました。青信号は本当に安全なのでしょうか。青信号の横断歩道が危険だとしたら、子どもに、横断歩道を渡る時どのように話せばよいのでしょうか。

 戸越3丁目の交差点は改善されますが、街には危険な道路で一杯です。今回の事故を通じ私もたくさんのことを考えさせられました。

子どもの目線に立った大人の取り組みを

 交通安全のスローガンに「飛び出すな、車は急には止まらない」といった標語をよく見かけます。子どもに交通安全を呼びかけることはとても大切なことです。しかし、子どもを巻き込む交通事故は増える一方です。

 子どもに注意を促すとともに、道路の形状や交差点の危険性など子どもの目線にたった、大人の取り組みがどうしても必要だと思います。

深刻な子どもの事故死

 子どもが歩行中あるいは自転車利用中に交通事故で命を奪われる数は、1年間に約四五〇人。子どもの事故死の最大の原因は、交通事故(62%)がもっとも多く、15歳から19歳の年齢層では交通事故による事故死は85%を占めています。(98年子ども白書より)


西大井、大井教会前の改修。白線、点字ブロックなど直りました。

 私はあらためて深刻な子どもの交通事故の現状を知りました。交通事故から子ども達を守るためこれからもがんばります。

なかつか亮