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みやざき克俊 みやざき克俊ニュース 2005年10月2日発行
第500号

品川区政や身近な問題つたえ、毎週発行
みやざき克俊ニュース500号になりました

「みやざき克俊ニュース」は今週で通算500号になりました。多くの皆さまにご協力をいただいて発行を続けることができました。ありがとうございました。これからも区政や身近な問題を取り上げながらよりよい社会をつくるためにがんばります。今後もよろしくお願いします。

暮らしを守って11年間発行してきました。

みやざき克俊ニュースは1994年に「あぜ柳誠一ニュース」を引き継いでから11年間、ほぼ毎週発行してまいりました。

これまで、品川区政から都・国政など住民にとって身近な問題を取り上げ、ご一緒に政治を考える姿勢を貫いてまいりました。介護保険スタート時には「高すぎる品川区の保険料」の問題を明らかにして2期目の保険料値上げストップの世論形成に一役買い、また、医療費助成の拡大をはじめ共産党区議団の子育て支援の提案を伝えてきました。さらに、補助29号線問題ではいち早く都・区の動きを伝え事業化=工事着手を食い止めるなど、住民運動を激励してきました。今後も皆さまのお役に立てるようがんばります。ぜひ、ご意見をお寄せください。

特養ホームに「ホテルコスト」自・公・民・ネットらが賛成

特養老人ホーム入居者に10月からホテルコストを負担させる―高橋区長が提案した条例「改正」提案に自民・公明・民主・生活者ネットら与党が賛成。日本共産党は「高齢者とその家族に耐えがたい負担増」になると反対しました。

特養ホームなど高齢者介護の施設では、10月1日から「ホテルコスト」の負担が必要になったのは、前国会で自民・公明・民主が介護保険法を改悪し、居住費と食事代を保険から外して自己負担にしたためです。

高齢者本人と家族にたいへんな負担に

厚生労働省では、年金が年80万円〜266万円の方は個室が月額9万5千円、2人以上の相部屋で月5万5千円。年金が年266万円超は個室が月13万4千円、相部屋で月8万7千円と試算しています。特養老人ホーム入居者にとって、食費(1日780円)と日常生活費(同100円)を含めた月額5万5千〜6千円の平均利用額が大幅に増えることになります。

施設にとっても大幅な収入減に

区の説明では、「ホテルコスト」導入によって施設1ヶ所平均1千300万円〜1千400万円の減収になります。介護保険導入後、区は特養ホームへの補助金を大幅に減額。第二期の介護報酬見直しでも4%減らされました。各施設では正規職員をパートへの切り替えなどで対応しましたが、「努力も限界」と悲鳴が寄せられています。

しかも、今回の改悪は決定から実施までわずか3ヶ月。低所得者に対する減免制度は本人の申請が必要なのに、利用者や家族への説明は不十分。申請が漏れていないか心配です。

小泉構造改革は国民に痛みばかり。一方、品川区は「健全財政」…みなさん、おかしいと思いませんか?

海外視察中止の可能性も

品川区議会では、今年度の海外視察実施がいまだに決定できないでいます。自民党が「子育て支援」を名目に今年度の海外視察実施を提案。区民連合(民主党など)が同調しましたが、実施に反対しているのは日本共産党と生活者ネット、昨年まで賛成してきた公明党も反対を表明したため、賛成派が多数になっていません。態度を明らかにしていない無所属の会が反対にまわれば、今年度の海外視察は中止される可能性があります。

海外視察は例年12月に実施しており、今年も12月に実施するためには今議会での議決が必要です。