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みやざき克俊 みやざき克俊ニュース 2002年11月10日発行
第372号


仕事確保対策と福祉充実でくらし・営業守る予算に
小中学校クーラー設置工事は区内業者に発注を

 日本共産党品川地区委員会と同区議団は10月18日、高橋区長に対して102項目の来年度予算要望を提出しました。区側は助役と企画部長、企画財政課長が同席。日本共産党からは議員団8名と後藤均品川地区委員長、中塚亮青年学生対策委員が出席しました。私(みやざき)が要望の説明を行いました。

来年度予算の作成はこの立場で
@ 住民の福祉増進を図る立場を
  貫き、低所得者の支援重視
A 住民追い出し、地域産業衰退
  、環境破壊の大規模開発計画
  の抜本的見直し
B 区内産業の主役である中小企
  業支援 策の思い切った強化
C 住民参加と徹底した情報の公
  開
D 区民の福祉、地方自治を守る
  立場で 国や都への積極的働
  きかけ

 小泉内閣は、医療費引き上げなど社会保障改悪で3兆2千億円もの負担を国民に押し付け、不良債権早期処理により倒産と失業者を増やそうとしています。品川でも国保料の滞納が増え、都営住宅に申し込みが殺到しています。日本共産党区議団が実施した区政アンケートでは回答した64%の方が「生活が苦しくなった」としています。
 こうしたときだからこそ、区民のくらしを守るために頑張ることが必要。日本共産党は来年度予算要望で、区立小中学校普通教室クーラー設置の区内中小業者への発注、540億円の基金で区営住宅や高齢者住宅の建設など、区民の切実な要求実現と中小業者の仕事確保を結合してすすめるよう求めています。

二〇〇三年度予算要望
日本共産党品川地区委員会・同 区議団

●小泉内閣に「不良債権早期処理」の中止を求めること●金融機関による貸し渋り、貸し剥がしの区内業者への影響調査と対応●学校クーラー設置工事の地元業者への発注●介護保険料の引き下げ●保険料・利用料減免の条件緩和●特別養護老人ホームと老健施設の増設●心身および精神障害者のグループホームや生活支援センター、作業所の建設と補助金の増額●福祉タクシーの増車と利用券の支給増●入浴券など生保世帯の法外援護継続●ホームレスへの生活保護適用と自立支援センターの積極的斡旋●国保料減免制度の積極的適用●国保の負担金・交付金増額へ国・都への働きかけ●乳幼児医療費助成制度の所得制限撤廃●保育園の増設と延長夜間、休日、病後児保育に対する職員配置と施設の整備●学童保育クラブ育成室へのクーラー設置とトイレ改善●区民健診の他区との相互乗り入れ●胃ガン検診レントゲン検査の一般医療機関での実施●大崎駅西口中地区開発・大井プレイス構想など大規模再開発の中止●集中豪雨対策の強化。総合的治水計画の策定と緊急対策として流域貯留、浸透施設の設置促進●有料自転車駐車場への学割制度導入●JR、私鉄の各駅舎にエレベーター、エスカレーター、「誰でもトイレ」、ホーム可動式柵設置の働きかけ●区営住宅、高齢者住宅、障害者住宅の計画的建設●マンション・戸建住宅の耐震診断・補強工事への助成●環境住宅リフォーム助成事業の対象拡大●30人学級の早期実現●小中一貫校計画の関係校・地域への説明と計画見直し●就学援助の基準引き上げ●小中学校・学童保育クラブの耐震診断と補強工事の早期実施●行政評価への区民・職員意見の反映と「住民参加条例」の制定●第三セクターや区と関連のある企業ヘの天下り中止●青年の雇用促進へパソコン教室やヘルパー養成講座などの充実●住民基本台帳ネットワークシステム中止を国に求めること●スケーティングエリア、3オン3バスケットコート、オフロード自転車走行路など備えた青年のためのスポーツ広場設置……など合計102項目。