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みやざき克俊 みやざき克俊ニュース 2002年11月3日発行
第371号


介護保険料 基準額・月額3300円すえおき
23区1番高い保険料で15億円も基金に−区民に還元を

 先月29日、区議会厚生委員会に来年4月から向う3年間の「第2期介護保険事業計画」の骨子案について区の説明がありました。説明では3年間で基金積立(貯金)は15億円を超えることは確実、第2期の介護保険料は基金を3億円だけ取り崩し現行と同額にすえおくとのことでした。

審議で明らかになった2001年度決算の主な問題点

次期の介護保険料算定について区の説明(概要)

 @基金積立が3年間で15億円
 余になる。
 A来期の介護保険料は本来月
  額3,438円だが、基金を3億円
  取り崩して保険料財源にまわ
  し3,300円にすえおく。
 B基金は3期以降の保険料引
  き上げ額圧縮の財源にする。

 品川区の65歳以上の介護保険料は23区で1番高いだけでなく、必要以上に高くしたため莫大な基金を貯めました。私(みやざき)は、これまで基金を取り崩し保険料を引き下げる財源に回すよう求めてきました。
 次期の保険料算定で基金を取り崩すのは当然です。莫大な基金があるのですから、高い保険料を引き下げることは当然です。あわせて低所得者のための減免制度を充実させるべきです。
 また、特養老人ホーム入所待ちは640人(9月末現在)にものぼり、老健施設も区内に1ヶ所しかありません。施設・サービスも充実が求められます。事業計画は11月と2月の制度推進委員会で案をまとめ、3月の予算議会で決定されます。介護保険改善へ引き続き頑張ります。

アルゼンチン債問題の公開質問に
高橋区長が回答拒否

 アルゼンチン債問題の真相と損害賠償を求める会が高橋区長に提出していた公開質問状(当ニュース9月29日付)と損害賠償を求める陳情に対して、品川区の広報公聴課長名で「回答しない」と、回答を拒否する旨の文書が10月18日、同会に渡されました。理由は区議会で答弁しているからというものです。
 しかし、公開質問は「品川文化振興事業団のアルゼンチン国債購入問題の真相究明と損害賠償を求める会」という区民団体が提出したものであり、区議会で答弁しているからというのは回答しない理由になりません。
 しかも、公開質問状で質している、@外国債購入を合法と判断した根拠、Aなぜ、正規の手続きなしに購入した当時の副理事長を告発しないのか…などは、区議会でも解明されていない問題です。高橋区長の公開質問に対する回答拒否には道理はありません。
 同会は、真相解明と損害賠償を求めて11月議会に請願を提出する計画です。請願署名への協力を区民に呼びかけています。

滋賀、福井の障害者施設など視察 みやざきも参加

 区議会厚生委員会は先月22日から24日、滋賀県と福井県の障害者施設などを視察してきました。
 滋賀県では県立障害者福祉センターと肢体不自由者更正施設、福井県では知的発達障碍者の自立支援団体「C-ネットふくい」などです。あわせて、福井県松岡町で幼稚園と保育園一元化の「幼児園」を視察しました。今後の議会活動の中で生かしていきたいと思います。