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みやざき克俊 みやざき克俊ニュース 2002年7月28日発行
第359号


4商店街と400世帯に影響 29号線計画は廃止を
署名1,425筆 区議会が全会一致で決議

 1400筆あまりの署名を添えて提出された「都市計画道路補助29号線の計画廃止を求める請願」が7月1日の建設委員会で採択、12日の本会議で都知事宛の意見書(左)が全会一致可決されました。都に計画を断念させるまで運動をすすめますので、引き続きご協力をお願いいたします。

都市計画道路補助第29号線の計画廃止を求める意見書  都知事あて

 本計画線の起点である品川区大崎三丁目は、「居木橋貝塚跡」や区立小学校および私立の各教育施設が建ち並び、自鮨環境に恵まれた歴史的・文化的な地域です。
 さらに、戸越宮前地区は、本計画線が通過することにより、「にぎわい創出地区」に指定されている戸越銀座商店街は分断され、八幡坂通り、宮前商店会、戸越公園中央商店街、戸越公園駅南口商店街の4つの商店街が消え去ってしまいます。
 豊町地区から西大井地区にかけては、良好な住宅地に、本計画線が通過することにより、500世帯もの住民に甚大な影響が及んでしまいます。
 本計画線は、地域の防災性の向上を図るとともに、地区の交通を分担する機能を果たす地区幹線道路として位置付けられていますが、既に、本計画線の西側わずか500bほどの近接距離に国道1号線が走っています。また、第163号線、第205号線、第18号線など、都市軸を結ぶ幹線道路の早期完成が期待されている中で、本計画線は、時代のニーズにそぐわないものになっています。
 よって、品川区議会は、区内の商業住宅密集地域を縦断し、多くの区民の生活や商業活動に多大な影響を与える都市計画道路補助第29号線の計画を廃止するよう強く要望いたします。

 署名へのご協力ありがとうございました。後日報告会を開催し、今後の運動を 相談したいと思います。

医療改悪法案の廃案求める請願
自・公・民・合同が反対し不採択に

 先の区議会第2回定例会に提出されていた品川社会保障推進協議会(ゆたか病院、三ツ木診療所、生活と健康を守る会などで構成)の「『医療関連法案』廃案の意見書提出を求める請願」は、7月1日の厚生委員会で不採択となりました。
 医療費は増やさないでほしい―これは国民の願いです。この請願は「患者負担の引き上げによる受診抑制政策は重症患者を増やし医療費を引き上げることになりかねない」と、法案の廃案を求め政府への意見書提出を求めたもの。賛成は日本共産党(みやざき)のみ。国会では法案の廃案を主張する民主党(金高議員)も請願に反対しました。

公明党
医療費引き上げ反対が公約だったのに「請願は無責任」と発言

 請願審査の際、公明党の辻幸雄議員は「請願はただ廃案を求めているだけで対案がなく無責任」旨の発言をしました。
 当の公明党は、前回参院選では「医療費引き上げは断固反対」と公約していたのに、今は厚生労働大臣の立場で医療費引き上げの提案者です。与党になると医療費引き上げ反対の主張を「無責任」という公明党こそ無責任ではないでしょうか。
 健康保険財政破綻の原因は、深刻な景気悪化と国庫負担削減です。日本共産党は、健康保険財政建て直しのために、@削られた国庫負担の引き上げ、A高すぎる薬価の引き下げ、B病気の早期発見、早期治療の体制確立―を提案しています。

  くい止めよう小泉内閣の医療大改悪

    @サラリーマンを3割負担に
    A高齢者は、負担増と立 替払いの二重の改悪
    B診療報酬引き下げによ る医療機関の経営圧迫