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みやざき克俊 みやざき克俊ニュース 2002年1月20日発行
第334号


きっかけは解雇、父さん、病気 仕事が見つからない
仕事の斡旋、施設増設を

 この深刻な不況下、リストラや倒産などにより完全失業率は最悪の事態にあり、これによるホームレスの増加と支援策の充実は大問題です。日本共産党区議団は、議会でも取り上げてホームレスの自立に向けた支援を強化するよう求めています。


都と23区共同で運営しているホームレスの自立支援施設「台東寮」

                
             台東寮の部屋を視察する党区議団

 東京都作成の「ホームレス白書」(昨年8月発表)によると23区内のホームレスは5千7百人で5年前と比べ1・7倍に急増、その大半が50〜64歳の単身者。解雇、倒産、病気がホームレスになった原因で、就職を希望して求職活動をしている―といいます。
 昨今、品川区内でもホームレスの方が増えていると実感します。長引く不況のもとで、働きたくても働き口がなくてやむなくホームレスになっている方々に対し自立に向けた支援を行うことは行政の責任です。
 日本共産党は、昨年の区議会第4回定例会でホームレスの自立に向けて仕事や施設のあっ旋や生活保護の適用などの支援を強化するよう求めました。

ホームレス支援へ不足している
施設充実を―区長は排除の姿勢あらためて

 ホームレス支援で当面二つの点の改善が必要だと考えます。
 第一は、不足する施設の充実です。都の調査でも5千人を超えるホームレスに対して「自立支援センター」が以下の5ヶ所で合計400名余、その他に「緊急一時保護センター」が大田区に300名規模の施設が開設され、今後、100人規模の施設4ヶ所を設置する計画(時期未定)ですが、それでも七百人分に過ぎません。これでは増え続けるホームレスに追いつきません。

自立支援センター(5ヶ所)
施設 台東寮104名、新宿寮52名、豊島寮80名、 墨田寮110名、
予定-渋谷寮80名
給付 宿所の提供(1日3食提供)、入浴、下着など日用品類の支給
利用 就労意欲があり、心身に支障がないホームレスを対象

 第二は、区長の姿勢をあらためることです。下は高橋区長の発言ですが、ホームレスの排除では問題の解決になりません。仕事のあっ旋、必要な場合は施設や生活保護の適用など親身になった援助こそ必要です。

皆さんどう思いますか…高橋区長の答弁
「ホームレスは他区にいって…」


 高橋区長-本人が住めるところがあるから(施設に)入りたがらないんで、住めるところをなくすような状況を、やはり区がつくっていかなきゃならないんじゃないだろうか。(中略)そういう方々が住む場所がなくなれば、施設に入りたいという気持ちが出るでしょうし、また、品川区がどうも住みづらければ他区に行っていただけるでしょうし、やはりそういう方法も考えないと、ホームレスの問題は解決がつかないと思っています。(昨年10月9日の決算委員会、自民党議員の質問への答弁)


お年寄りのインフルエンザ予防接種
希望者への費用補助は2月までです

 お年寄りのインフルエンザ予防接種には費用の一部を区が負担します。希望者はお早めに。

実施内容

 ●自己負担-2,200円
   単価4,500円で
   区負担は2,300円
 ●実施期間
   2002年2月末まで
 ●希望者は事前にハガキで申し込みます
 ●申し込み先
   区役所健康課
     3777‐1111へ
   ※問合せもこちらへ