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みやざき克俊 みやざき克俊ニュース 2001年1月14日発行
第289号


三菱マテリアル跡地に
超高層住宅を計画

住民は「地元に事後承諾…では納得しない」

 品川区役所のとなり三菱マテリアル跡地(三菱建設、三菱マテリアル所有)に地上25階建ての高層区民住宅を建設する計画があります。地域住人からは生活環境の悪化を心配する声が寄せられており、区には住民の理解を得てすすめることが求められています。

 この計画は、品川区役所となりの敷地面積5759uの三菱マテリアル跡地に、三菱マテリアルと三菱建設が地上25階(高さ78・5m)で132戸のタワー型マンションを建設し区民住宅として区が購入するというもの。購入費用は55億円(土地22億円余、建物33億円余)、2003年1月の完成予定です。区議会でも取得が議決されています。

住民が「ふるさとを守る会」結成

 この計画について地域住民への説明会は昨年12月からこれまで3回行われていますが、住民は「住民の意見を聞かないで建設するのは納得できない」とと『ふるさとをまもる会』を結成して住民要望をとりまとめ、区との交渉をすすめることにしています。日本共産党は、区民住宅への入居希望が高い現状を踏まえ、区民住宅の建設そのものには賛成しましたが、建設は地域住民との合意ですすめるよう求めています。


自治権拡充規制連盟が解散
―品川区の住民自治に金字塔

 先月19日、きゅりあんイベントホールにおいて品川区自治権拡充期成連盟の解散式が行われました。この連盟は、住民と議会、行政が一体となって38年間にわたって自治体の権限の拡充をすすめてきたものです。
 品川区など23特別区は「東京都の内部団体」という位置づけしか与えられず自治体としての「権利」が制約されていましたが、こうしたなかで23区も他の自治体並みの権限を獲得する運動でした。この運動が1975年の区長の準公選の実施、そして昨年はようやく自治法を改正させ、23区は「都の内部団体」という位置づけから「基礎的自治体」とさせることができました。清掃事業が都から区へ移管されたのは、これに基づいてのことです。
 期成連盟は初期の目的を達成し解散となったわけですが、品川の住民運動、地方自治に金字塔をうち立てました。