ヒートアイランド対策はじめの一歩がようやく始まる
保水性舗装 高反射塗料など産学公の連携で商店街や公共施設に

異常気象は九州・四国・長野などで大量の雨を降らせ大被害になりました。東京の梅雨もようやく終わりそうですが、今度は暑い夏が始まります。品川は超高層ビルがたくさん出来ているだけにヒートアイランドで苦労する夏になります。区がようやく対策の一歩をはじめました。

舗装効果の結果を生かすための実験

八潮団地内を走っているバス道りを舗装している一部に、遮熱性舗装や保水性舗装をしています。これは暑い日差しを受けて道路が熱くなりヒートアイランドの原因になっている現状を舗装でどの程度解消できるかなどの実験をしているのです。

昨年7月から12月までの5ヶ月間の実験で得られたデーターをその後の道路舗装に生かすことを目的にしたものです。

ヒートアイランド対策は早急な課題

一般舗装の道路との表面温度を比較すると7度〜13度もの差があることがわかり、高い効果があるといえます。

  区は、それらの結果をさらに広げるために、ゆたか商店街の道路220mを保水性舗装してさらに検証するとしています。整備費用は2677万円ですが、その効果を大いに期待しさらに拡げていってほしいものです。

  また、屋上の塗装を高反射率の塗料にして夏の直射日光による温度上昇を抑え、冷房のためのエネルギー消費を抑える目的で区立保育園で実験も行います。

  さらに、戸越銀座商店街では細かくぬれない霧・ドライミストを商店街の道路上に噴霧してこのような装置の効果も検証します。

産学公の連携をすすめる

名古屋万博で使用したアメダスや最新の測定機器を使って品川区内18ヶ所の温度・湿度・地表面温度・グローブ温度(体感温度)などを調査し、これもヒートアイランド対策として活用するなど、7月25日に開かれた区民委員会で説明がありました。大学や企業などの研究室で行っている実験を実際の町中で実験してみる、そのための協力を行政が積極的に取り入れ、住みやすい町づくりに生かすことは大賛成ですので、大いに期待するところです。

住民税・国民健康保険料・介護保 険料が大幅アップ

「介護保険料が2万円もあがったけど、どうして?」「住民税は非課税だったのに課税通知が届いた、どうして?」「年金額は削られているのに、これでは暮らしていけない」など高齢者におそいかかった各種の負担増に疑問と怒りが広がっています。高負担は現役世代にもかかっています。いつ、どう決まったのか振り返ると・・・

自民・公明の与党が国会で強行

下の表をご覧ください。04年度と05年度の税制「改正」で改悪が決まり、05年度から少しづつ削減される仕組みが始まったことが一目でわかります。これは、自民・公明の与党と小泉内閣が強行したのです。

  3年前の総選挙で年金問題が争点になりました。そのとき基礎年金の国庫負担を引き上げる財源案として、公明党が年金課税の強化や定率減税の見直しを主張しました。公明新聞(03年12月19日付け)には、「公明党はマニフェストで示したとおり、所得税の定率減税と年金課税の見直しで財源を捻出してはどうかと主張しました」「この結果、最終的に05,06年度にはこの定率減税を縮減する方針で合意」と報道したことからわかるように、公明党が言い出し、それを自賛していました。

  高齢者だけでなく、現役世代の減税措置も取り上げ高負担を押し付けたのです。許せません。

暮らしを守る対策は・・?

品川区役所の窓口には、税額や保険料額が大幅に変わった通知を持って訪れる区民がいつもよりぐんと多くなっています。年金は減る一方だし医療費も2割になるので今でも不安なのに、これ以上の負担では「もう暮らしていけない」という気持です。

  暮らしを守る対策があるのでしょうか。

ひとつは医療費控除の活用です。

年間の医療費が「所得の5%か、10万円かどちらか少ない方」を超えた場合に、超えた分を控除できる制度です。

さらに障害者や寡婦の場合の控除制度です。

納税者本人が障害者手帳の交付を受けている場合、また、常時寝たきりで介護を要する場合、障害者控除や所得が125万円以下の場合は住民税の非課税限度額が適用されるなどがあります。

寡婦は夫が死別の場合は所得500万円以下であること、離婚など生別の場合は扶養者がいることなどの条件があります。

寡夫も可能ですので、詳しい説明を受けてみることが大事です。まずは、南までお問い合わせください。

連絡先(3790)1523 です。