品川区にアスベストに関する緊急要望
全公共施設を調査し早急な改善を

「公害問題」になってきているアスベスト問題は、政府の無責任さを改めて露呈しています。品川区の公共施設の実態調査と相談窓口の設置を求めて緊急要望をしました。

アスベストが危険なものであり建設資材としての使用が禁止されていたことは知っていたものの、その対策がほとんどされていなかったことが新たにわかりました。また、アスベストに関わる仕事をし、それを原因とした死亡例も明らかになって全国的に不安が広がりました。

ここでも無責任な政府の姿勢

1986年のILO総会で、石綿使用安全条約が採択されましたが、日本政府はいまだにそれを批准していません。

ヨーロッパではすでに使用を全面的に禁止しているのに、日本は昨年秋に原則禁止、数年後にようやく全面禁止になります。

政府の無責任な姿勢が被害を広げました。

党区議団 調査と公開を求め 区に緊急要請

7月29日に、区議団は区に5項目の緊急要望を提出しました。以下ご紹介します。

一、区内の全公共施設を再調査し、調査後の改善を早急に進めること
二、調査は、吹きつけアスベストのみではなく、ロックウール、及び建材についてもおこなうこと
三、公共施設および民間建造物の解体工事を近隣住民に説明することを条例で義務付けること
四、国および東京都に対しアスベスト対策強化を要請するとともに、区の実施する対策への財政支援を求めること
五、相談窓口を設置し、区内小規模建設業者に対する健康被害調査をおこなうこと

予算議会で取り上げる

党議員団は、今年3月の予算議会で公共施設の調査と改善、アスベストの有無をふくめ、解体工事を住民に対し説明することを義務付けることを要望しました。建築、解体工事に携わっている小規模事業所の労働者にもアスベスト被害が広がっていることも懸念されているだけに、真摯に受け止め、きちんとした対策をとるよう求めます。

許してはならない
大井警察の不当な弾圧

憲法で「政治活動の自由」や「表現の自由」などが保障されているから、わたしたちはいつでも思いを伝えるためのビラを作ったりそれをまいたりしています。

しかし、6月4日、ビラを配っていただけで警察に連れて行かれる「事件」が南大井地域で発生しました。

配っていたビラは問題になるような内容ではなく、品川地区委員会の見解を報道した「新しい品川」(号外)です。

大井警察は、ビラを配っていた75才の土田教助さんを犯罪を犯したかのような扱いで、5時間も取調べをしました。党は、直後から対策会議を設定し、大井警察に抗議に行きました。警察は「捜査中なので何も話すことはない」などといっています。

法律にふれるようなことは何もやっていないからこそ、「捜査」しても彼らが期待するようなことは何も出てこないのです。

こんなことを許したら安心した市民生活は出来なくなりますので、今後も引き続き大井警察に抗議に行きます。政治活動の自由をも守るためにも皆さんのご支援をお願いします。

「土田教助さんを守る会」に入ってください

一般新聞の配達や商業用のビラなど、日常生活では色々な方がマンション内に出入りしています。それなのに、日本共産党のビラをまいたら犯人扱いなんて「冗談じゃない」と、怒りの声が広がっています。会員になって不当な弾圧を跳ね返しましょう。