日本共産党区議団の三つの提案
子育てを応援します

提案(1)保育料2子目半額・3子目無料に
提案(2)認証保育料に補助を
提案(3)無料妊婦検診拡大を

 党区議団は、四定議会で「保育園保育料の負担軽減」など子育て世代の負担を軽くして安心して子どもを生み育てられるよう三つの提案をしました。残念なことにどれも否決されましたが、切実な願いばかりです。

提案(1) 保育園保育料の負担軽減

 提案(1)は、2子・3子の保育園保育料を軽減する提案です。

 7年前に保育料はあがりましたが、品川区は今年10月に他区に先駆けて9%値上げを強行しました。

 党区議団のこの間の調査で、2子目のお子さんの保育料を一律50%に(世田谷・中央区)、3子目のお子さんの保育料は無料(世田谷・板橋区)に減額している区があることがわかりました。

  そこで、保育料負担の軽減を求める条例改正を提案をすることにしました。2子目のお子さんの保育料を一律50%にするための財源は2千万円弱。3子目のお子さんの保育料を無料にするための財源は6百万円です。

 自民・公明・民主は、専業主婦と共働き家庭の不公平、多子家庭はすでに優遇されていることなどを理由に反対しました。

  この問題は、区議会の最後の本会議で採択をもとめて、中塚議員が賛成討論をしました。

提案(2) 高すぎる認証保育園の保育料に補助を

 認証保育園とは、認可保育園に準じて補完する施設という位置づけで、企業も経営できるようになりました。

  保育料は独自に決めることができますが、月額4万2千円〜9万6千円という高額です。あまりにも高すぎるので、区が補助をして子育て世代の区民負担を解消するよう求めました。

 区民負担を軽減するよう求めたのに、区の答弁は、「都と運営費を補助しているので、後は経営努力の範疇、考えていない」と冷たいだけでなく、質問にまともに答えていません。

提案(3) 無料の妊婦検診 拡大を

 無事に子どもを生むには検診は欠かせないので、区は妊娠前期と後期に一回づつ無料検診を実施しています。しかし、チョットした検査をするだけで何千円もかかってしまうので、「子どもができたのは嬉しいけどお金がかかるので無料検診が増えるといいのに」という声を聞きます。

 そこで、今回は一般家庭の子育て支援として、区議会で取り上げることにしました。ところが、区は回数の拡大はしないと明言。

 南は、厚生委員会で若い世代はダイエットや喫煙などで必ずしも母体が健康とはいえない状況があることなどから実施する必要があると強調しました。しかし、区は、多くの妊婦は大きな病院にかかったり地方の実家に帰って出産していること、また、妊婦を対象に歯科検診を実施しているので、回数増は必要ないとの一点張りでした。

 これも引き続き実現するまで取り組みます。