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南恵子 お元気ですか南恵子です。 2003年2月2日発行
第769号

minami@jcp-shinagawa.com

みんなの声で品川区の介護保険料値上げをストップさせた
 品川区の介護保険料は23区一高く、サービスの利用率は23区一低い状況です。けっして福祉の充実している区とはいえません。

 日本共産党の小池晃参議院議員は、新年の党旗開きで「品川区の介護保険について厚生労働省は『全国のモデルだ』といってきました」と紹介しましたが、厚生労働省のモデルというのは住民から保険料を高く取りサービスはできるだけ低く抑えるというもの。事実そのとおり、サービスを受けたくても料金を払えないから受けられない区民はたくさんいます。したがって、品川区は23区で一番高い保険料、サービス利用率は一番低いというものになりました。

第二党に躍進した共産党と区民の運動の成果

「区議会第2党の8議席に躍進した共産党の役割が、これほどはっきりと光っているものはありません」ー小池晃議員は、品川区の介護保険料の値上げがストップされたことについてこのように話しました。

他の自治体がいっせいに値上げするという中で、厚生労働省がモデルといってきた品川区で値上げをストップさせたことは「全国的な意義をもっている」ということになります。

 共産党は制度の開始前から「品川の保険料は23区で1番高いが、その原因は、サービス利用の過大な見積りにある」と指摘して、保険料の値下げと低所得者の負担軽減を求めてきました。また、区民と共に学習会や署名運動も旺盛に取り組んできました。

 区は当初見積もりすぎを否定しましたが、介護保険制度の2年目には、見積もりすぎを認めて計画を修正しました。
 今回、制度の見直しにあたり2年間でため込んだ基金がなんと14億4千万円、これは高齢者一人あたりにすると2万5132円にもなり、23区でトップ。保険料の取りすぎであることが証明されました。

 こうして区は、4月からの保険料の値上げをストップせざるを得なくなったのです。これは区民の運動とともに日本共産党区議団の繰り返し議会で取り上げてきた貴重な成果で、低所得者の保険料減額制度につぐ大きな成果です。
 徴収している保険料は溜め込まれていますので、今後は保険料引き下げに力を尽くしていきます。

署名をたくさん集めましょう

 日本共産党と医療問題で活動している品川社会保障推進協議会は、『介護保険料・利用料の負担軽減と特別養護老人ホームの増設を求める請願』署名を取り組んでいます。できるだけ多くの区民に、介護保険の実態と保険料問題などを知らせて区政を大きく変える運動を広げましょう。南恵子事務所でも取り組んでいますので、お問い合わせください。