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菊池貞二 菊地貞二ニュース 2004年12月5日発行
第262号

 

九条の会品川の結成に向けよびかけ

 九条の会とは:日本国憲法第九条を改悪し、日本を「戦争のできる国」に変えようとする策動が強まっていますが、6月10日、日本を代表する9人の知識人が「九条の会」をつくり、九条改悪に断固ノーの姿勢を示す「九条の会・アピール」を発表し、全国民に賛同と連帯を呼びかけました。

私も「憲法九条の改悪を許すな」の声を九条の会品川に届けます

 九条の会品川準備会は、よびかけ人代表に酒井広氏(元NHKアナウンサー)を選出し、品川区でも憲法改悪の動きにストップをかけようと準備会から結成の呼びかけが発表されました。

九条の会・品川  よびかけ文(案)

 生命(いのち)は何ものにも変えがたい大切なものです。

 戦争はこれを奪うものです。

 わが国の軍隊は太平洋戦争でアジアの国々に攻め入り、アジア諸国の2千万人もの人々を死に追いやりました。そして、日本の国民自身も310万人が尊い命を失いました。

 この痛恨の反省に立って日本国憲法が作られました。

 日本国憲法九条は、二度と戦争をおこさないために、戦争を国際紛争を解決する手段として永久に用いないこと(「戦争の放棄」)、戦争をする手段となる軍隊を持たないこと(「戦力の不保持」)、そして「国の交戦権」を認めないことを宣言しました。戦争を体験した人たちは、この憲法を読んだとき平和のうちに生きる喜びをかみしめました。

 また世界は国連憲章を締結して戦争の違法化の仕組みを作り出しました。そして、国連にしたがって世界平和を推進していくことを約束しあいました。

 日本国憲法9条は、この国連憲章と響きあう、世界に誇るべき平和の条項となっています。

 しかし、21世紀になってもいまだに大切ないのちが奪われる戦争が絶えません。また各地でテロや武力衝突も絶えません。「国の主権を侵さない」、「紛争を話し合いで解決する」という原則を実現することが、いま世界の悲願です。

 今はまさに日本国憲法が世界の理想として輝きつつあるときです。この憲法第九条を改悪することは絶対に許せません。

 品川に生活され、働いている皆さんに、当会への賛同とご参加を心から呼びかけます。

「九条の会・品川」 準備会のご案内

日時:12月8日(水)午後6時半から午後9時
会場:品川区荏原第5区民集会所第一集会室

 今年6月に発足した「九条の会」は大きな反響を呼び、全国で続々とアピールに賛同する会が生まれています。この品川でも、「九条の会」に賛同する会として「九条の会・品川」を立ち上げる準備に入っています。そこで、本会の正式結成に向けて準備会を上記の要領で開催いたしたいと思います。当日は戦争体験者の方、自治体職員の方、航空関係者の方などのお話、「九条の会」DVD上映、「九条の歌などの企画のほか、参加者ひとり一人が九条への思いを語りあう会にしていきたいと思います。

 どなたでも参加できます。

 多くの方々の参加をお待ちしております。

準備会 よびかけ人

首藤教之  画家
関千恵子  女性ニューズ編集者
小澤啓一  税理士
金子勝   立正大学教授
酒井広   元NHKアナウンサー
小栗崇資  駒澤大学教授
宿利周子  書家
泉方子    緑の家保育園園長
田中元雄  金光教大崎教会
千葉恒久  弁護士
佃克彦   弁護士
矢沢宏之  エルムアカデミー代表
真野稔   弁護士
桐島次郎  NPO法人こぐまの会理事長
安田博史  旗の台・中延子育て懇談会長
大野文博  音楽プロデューサー
小澤英雄  日本コカリナ協会前理事長
佐藤龍雄  品川音楽祭実行委員会事務局長
森与志男  作家
佐貫浩法  政大学教授
飯田史朗  新俳句人連盟常任幹事
津田京子  劇団民芸俳優
富山和子  立正大学名誉教授
猪狩洋   中小企業会長
佃俊彦   弁護士
下村正人  中小企業社長
水口長   出版社社長

 連絡先 戸越ひまわり保育園 三七八七―五八五六