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菊池貞二 菊地貞二ニュース 2004年11月21日発行
第260号

 

ふじた美佳さんと国土交通省交渉
第一京浜の工事騒音で眠れない

 11月7日、南品川地域で開催された都区政懇談会で、第一京浜国道ぞいに居住される方から「深夜の工事騒音に寝ることも出来ない。病人を抱え困っている」との訴えがあり、党南品川支部は13〜14日にかけ沿道家屋でのアンケート調査をおこない、ふじた美佳都議会議員予定候補者とともに16日、国土交通省に工事計画を確認するとともに騒音の改善を求めました。

近隣住民のささやかな願い:「せめて12時には工事を終わらせてほしい」


緒方参議院議員控室にて国交省交渉

 沿線住民から苦情の殺到している今回の国道工事は、表層を20センチほど削り25センチの透水性舗装をほどこすというもので、この表層掘削が騒音(掘削機は84デシベル・工事責任者からの確認)の最大原因です。

 工事はゼームス坂下付近から、仙台坂下先までの延長750mを第一期工事、その先は東大井の消防署付近までの650mを二期工事として、来年の12月まで行われます。

 この工事により、(1)車両走行音の一部が吸収される。(2)中央分離帯を設け、重大事故を防ぐ。(3)雨水を表層から浸透させ路肩の排水溝に誘導。などの利点があるというものです。

 しかし、沿線住民にとってはたまったものではありません。

 みなさんから頂いたアンケートでは、
(1)「必要な道路工事と思って我慢してきた。しかし、もう限界だ。」(2)「生活のために2件のアルバイトをかけもちしている。深夜の騒音は我慢できない」
(3)「車の通行だけで家全体がきしむようになった。工事の振動のせいではないだろうか」
(4)「機械騒音だけではなく、大声で工事者が話をしている。枕元で怒鳴られているようだ」
など、怒り心頭の声が届けられました。


路肩掘削作業・路面掘削の機械は大型

12時以降の機械騒音は停止、工事騒音の低減化などを約束

住民:現在おこなわれている夜間9時から朝6時までの工事を日中、もしくは前倒し可能か。

国交省:警視庁内規により一車線あたり一時間で800台をきる通過台数にならなければ車線規制ができない。

住民:どんな理由でだれが決めたのか、計測はしたのか。

国交省:渋滞を起こさないための経験値。計測はしていない。警察はやっていると思う。

住民:計測もせずにそんなことが言えるのか。渋滞は考えるが近隣住民の生活は考えないのか。

国交省:大変申し訳なく思っている。再度、騒音低減についての指導を強化する。苦情については国交省国道事務所に連絡してほしい。

 等々の2時間近くにわたる交渉をおこないました。交通量については現在調査中ですが、いずれにしても来年12月まで継続される工事です。

 みなさんの声を、私の事務所までお寄せください。