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菊池貞二 菊地貞二ニュース 2003年9月7日発行
第216号

 

品川文化振興事業団への補助金は不当な税金支出
真相解明に新たな署名運動を提案

 アルゼンチン国債の購入問題の真相究明と損害賠償を求める会は、8月26日の世話人会で高橋区長に対する新たな陳情署名運動をすすめることを決定しました。

 昨年に続き、区内各所での大宣伝と、10月10日にはシンポジュウムを予定しています。

闇から闇へ・・・
相見元副理事長の購入動機や責任は不問にふし、区民財産で補填

     
昨年の大宣伝と署名の取組み

 品川文化振興事業団購入のアルゼンチン債(総額1億6千万円)のうち1億円分が今年12月に満期を迎えます。 今年3月に行われた同国経済担当相は「7割は返す事が出来ない。残り3割分は5年間の分割で償還。しかし、GDPの上昇が条件」とコメントしています。また、国家財産は鉄道軌道上の土地と軍施設程度。保有していたあらゆる部門を民営化し、膨大な国債発行を行える財産は当所から無かった事を意味します。

 今、私たちの国や地方が進めている国民財産を勝手に売り飛ばす方法と同じです。

 ところが、高橋区長は、アルゼンチン債は相見元助役(当時、品川文化振興事業団副理事長)が勝手に購入したと言うのに、損害賠償もせず相見氏をかばっているのです。

 同会が始める陳情署名は・・・・

1.相見氏に損害賠償を求めること
2.なぜ、損害賠償を求めないのか区民に説明すること―の2点。

 「署名運動にご協力を」と区民に呼びかけています。

貴重な区民財産を守れ!

 昨年のアルゼンチン債購入問題の真相を求める会が行った宣伝行動では、品川文化振興事業団のアルゼンチン債購入問題を区民に知らせ、区長責任を追及しようと宣伝行動が戸越銀座商店街、中延、大井町パレードなどがおこなわれました。

 買い物中の区民から「はじめて聞いた。とんでもない区長だ」の声も出されました。50本の「もも太郎旗」が戸越銀座商店街を行進。宣伝を聞き、署名に応じてくださったご婦人は「知っている。主人は都に勤める公務員。都民の税金は汗水の結晶。不明朗さがあってはダメだと、よくいっている。この問題は不明朗さの最たるもの。しっかりと追求を・・」と励ましの言葉。買い物中だった大工さんは「何事かとびっくりした。仕事が無くシルバー人材センターに登録し、小銭で生活している。1億6千万を大工仕事のある公共事業に使えといってくれ」と生活の厳しさをにじませる苦言など、政治的・道義的責任を求める声が圧倒的でした。

 4月におこなわれた区長選挙で、高橋区長は大きく信任を後退させましたが、無責任な区政運営に対する怒りだったのではないでしょうか?

 会の一員として、真相解明に全力を尽くします。