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菊池貞二 菊地貞二ニュース 2003年6月15日発行
第206号

 

住民説明会のおそまつさ
条例無視の建築確認申請


 東品川・東大井地域は臨海線が開通、ジャスコの出店などによる利便性が向上したことから多くのマンション建設が進められています。
 環境破壊が懸念される中、6月7日におこなわれた近隣説明会(東品川3‐25‐3)は、基本資料さえそろえる事の無いおそまつさです。


道路をへだてた前面には保育園が・・
狭い敷地にツインビル

 品川区の天王州から八潮にかける湾岸ぞいは、区内経済を支える中小の工場群が林立する地域でした。しかし、再開発や地価の高騰、産業の空洞化により、品川のものづくりを支えた製造業は廃業、倒産、移転が進み、現在では集合住宅とオフイスビルが立並ぶ地域へと変貌しています。
 マンションを終の棲家として購入される方も多く、ルールを無視した無謀な建築計画には、各所で建築紛争が引き起こされる結果となっています。
 今回最大の問題は、事業主がビル販売業者であるということです。
330uあまりの敷地に二棟のマンションを建て、ビルごと売払い居室については買い受けたオーナーが賃貸とします。住民の「管理に関わる責任を最後まで持てるのか」の質問に現事業主は、管理会社として責任を持つとしていますが、オーナーが「管理を必要としない」とすれば、住民と話を煮詰めても絵空事です。居室がワンルーム(25u)より若干広めの30u平均となれば、社会的な問題となった風俗や危険性を持つ宗教関係に利用される事も否定できません。
 また、第1回目の説明会で通常用意される2H線引きの地図や解体作業に関わる仔細な報告文書・図面なども用意されず、どこでも通用する一般的な説明に終始しています。
 確認申請は、条例上説明会後に出す事ができるとしていますが、私の質問に民間の確認会社に仮申請をおこなったと返答しました。
 説明会は、単に建築概要だけではなく、将来にわたって地域と共存できるのかを考える場でもあります。 
 みなさんと共に環境保全を進めます。


情報とご意見をおよせください。

 警視庁鮫洲運転免許試験場の敷地内に警視庁本部留置場鮫洲分室が建設されます。120名規模の留置場として一部の町会に説明されたとのことですが、「情報がないので心配だ」との意見もよせられています。

立会川事務所が移転しました

東大井3丁目のマンションの一室から、旧東海道ぞい(東大井2−25−6)に移転しました。
みなさんが、気軽に生活相談などを寄せる事の出来る事務所として、あらたに開設したものです。
住民生活を守るために日本共産党地域支部は全力をあげます。
どうぞ、お気軽におたちよりください。
TEL : 3766−4892

無料法律・生活相談会

ところ すずらん通り事務所
とき 6月16日(月)午後6時〜8時
事前に5742ー6818までお電話を下さい。