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菊池貞二 菊地貞二ニュース 2002年10月20日発行
第181号

 

アンケートへのご協力、ありがとうございました。
失業による生活苦が9.6%
 ご協力いただいた党区議団のアンケート調査は現在も返信があり、ご意見の分析などをおこない、みなさんにお返ししてまいります。今回のニュースでは、中間集計から数字上の分析をお知らせします。

税金の使途に きびしい指摘が殺到

 党区議団は、17日に会期末をむかえる第3回定例議会決算審議で、いただいたアンケートをもとに質疑をおこなって来ました。
 私は、アルゼンチン問題、総括質疑では沢田議員が一貫校問題で区民の声を紹介するなど、区政に反映させるために活用させていただいています。

中間結果から見えてくる
生活の実情と区民要求

アンケート結果中間報告
    (10月8日現在1074通)

生活状況
 生活が苦しくなった  675
 変わらない      282
 楽になった       13
苦しくなった理由(複数回答)
 所得・売上の減少   327
 医療費負担の増加   308
 仕事の減少      221
 介護負担の増加    165
 失業          98
 教育費の増加      84
 借入金         56
 その他・記載なし   116

アンケート結果中間報告
    (10月8日現在1074通)

区政に望むこと(複数回答)
 高齢者福祉      529
 景気対策       419
 環境対策       310
 失業者対策      220
 障害者福祉      203
 子育て支援      192
 教育の充実      173
 災害対策       157
 商工業支援      131
 再開発         47
 その他・記載なし    59

(1) 失業による生活苦が98通となっているが、現在の失業率を当てはめると非常に多い。パート、アルバイトで生計を立てていると思われる。区政に望む事についても失業対策は220通。身近に失業者がいることをうかがわせる。

(2) 生活が苦しくなった理由は、所得の減少、社会保障の削減が高位をしめる。小泉構造改革によるしわ寄せが、区民生活にのしかかっている事が示されている。

(3) 区政に望む事は高齢者福祉と景気対策が上位をしめるが、環境対策についての関心も多い。環境問題は多岐に渡るため分野別の関心度をとらえる事が必要。

(4) 区政に望む景気、失業対策や商工業支援は意見欄からは同種の希望と思われる。

(5) 高齢者福祉に高い関心があるが、高齢者世帯だけではなく40〜50代の介護世代、のちに介護を受ける立場からの関心が高いと思 われる。

(6) アルゼンチン債購入では政治と金、苦労して納めた税金の問題として怒りが高い。知らない人が半数と言う数字は宣伝を要する。

(7) 介護保険料の負担は高齢者世帯の生活を圧迫している事が数字にハッキリ表れている。

(8) 特養ホームの建設要求についても老後の生活設計の不安を如実に表している。

アンケート結果中間報告
      (10月8日現在1074通)

介護保険料の負担
 重いと感じる     688
 しかたがない     185
 感じない        32
 その他・記載なし   104
特養ホームの建設
 必要         725
 わからない      135
 不必要         50
 記載なし       101

アンケート結果中間報告
      (10月8日現在1074通)

アルゼンチン債購入問題
 知っている      520
 知らない       429
 記載なし        56
区長責任
 ある         826
 ない          56
 記載なし       118
区長および関係者による損害賠償
 するべき       785
 必要ない        69
 記載なし       148

 

 お年よりの医療費が定率負担となって、「1万円持っていったが足りなかった」との声が寄せられています。
 命も守る事のできない事態をこれ以上進めてはいけません。 
 力を合わせて新しい政治を作りましょう。