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菊池貞二 菊地貞二ニュース 2001年6月3日発行
第121号

 

追い詰められた生活
消費税減税と社会保障の充実を

 不況と社会保障の切り下げは、区民生活に暗い影を落としています。寄せられる生活相談は倒産、リストラによる生活苦、少ない年金なのに重なる受益者負担、銀行の貸し渋りでやむなく商工ローンに・・・・・

業者の声・・このまま不良債権処理では倒産してしまう

 不況の中、業者の方から相談が多くなっています。法を逸脱した強引な取り立てが社会問題となっても銀行の融資が受けられずに、やむなく商工関係ローンに頼らざるをえない実態が浮かび上がります。
 保証人の問題では借主が、毎月の返済をとどこうりなく進めていても、保証人が勤めをやめる事にでもなればとたんに電話、訪問で新しい保証人を立てるようにと催促の嵐となります。ローン会社が、借主よりも保証人をターゲットにして最終的な取立てを進めようとしていることがみえてきます。街金と言われる、利息制限法など無視した金融機関では、支払いが遅れると身柄を拘束して親族から取立てを行う等の暴挙もあり、相談に駆け込む方も増えています。

国民の生活を応援する経済体制が必要です

 小泉首相の言う、なんの手立てもないままの「2年以内の不良債権処理」では20万〜30万社が対象となり、これまでの年間倒産件数1万8,000件の10倍以上の中小企業が倒産の危機に立つことになります。こうした経済再建政策では新たな不良債権を生み、失業者を増加させることは明白です。不況克服どころか不安を増加させ、消費不況に拍車をかける経済対策などとは言えないものです。


新しい議会体制が決まりました

 5月25日、品川区議会は第1回臨時区議会を開催し、議長に林宏議員(自民)副議長に辻幸雄議員(公明)を選出しました。
 党区議団は常任委員会および特別委員会の担当を次のように選出しました。各委員会の委員長、副委員長は会派の議員数に応じて比例配分方式が取られるため、党区議団は常任・特別各委員会の委員長2、副委員長2、および議会運営委員会の副委員長を担当します。
 これからの1年間、各委員会で区民のくらしを中心にした論戦を進めていきます。議会の傍聴は議会運営委員会以外すべての委員会を見ることが出来ます。ぜひ、傍聴にお越しください。
 新体制での委員会は6月5日から始まり、第2回定例区議会は、6月28〜29日の本会議一般質問から始まります。
  質問予定
宮崎克俊・鈴木ひろ子議員(◎委員長 ○副委員長)

区民委員会 ◎南 恵子
          菊地貞二
建設委員会  沢田英次
         上山弘文
厚生委員会  鈴木ひろ子
文教委員会  桜井恵子
        ○飯沼雅子
総務委員会  宮崎克俊

清掃・リサイクル特別委員会
       鈴木ひろ子
       飯沼雅子
       南 恵子
行財政改革特別委員会
       桜井恵子
      ○菊地貞二
街づくり特別委員会
      ◎沢田英次
       宮崎克俊
       上山弘文

議会運営委員会
       沢田英次
      ○桜井恵子
       宮崎克俊


老人医療助成区内対象者
1,573人も減りました

 東京都の老人医療費助成制度は、お年寄りの保険の向上と福祉の増進を目的に65歳から70歳未満の方の医療費の一部を助成する制度。
 昨年の都議会で、老人医療費助成制度は段階的に対象年齢を引き上げて、6年後には制度を廃止することが決まりました。品川区では1万2,038人の方が制度の対象になっていましたが、今年の対象者は1万465人。1,573人も減少しました。

  各党の態度

(自民)4年前の予算要望では「老人医療費助成については後退しないようにとりはかられたい」

(公明)藤井富雄氏(当時、代表)「なくす訳がない」
都知事選政策では「所得制限の緩和、および一部の負担金の軽減に努めます」

 都知事が石原氏に代わったとたん、制度の廃止に賛成するという態度です。