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菊池貞二 菊地貞二ニュース 2001年1月14日発行
第104号

 

夢と希望のあふれる社会へ
新しい時代作る青年

 21世紀を迎えて初めての成人式が1月8日、きゅりあんで行われました。定職につこうとしても、希望する求人がない中で苦悩する若者達が増え続けています。青年が夢と希望にあふれて学業や仕事に専念できる社会を築く事が求められています。

青年の現状は

 全国で157万人、品川区では男性1873人、女性1820人、3693人の青年が成人式を迎えています。
 「好きな事を学んで社会の中で生かしていきたい」「働きがいのある仕事を見つけたい」こうした思いが青年の中には満ちあふれています。しかし、現実には定職を得ることが出来ずに、フリ−タ−を職業とする青年は全国で200万人を越えるという統計があります。フリ−タ−の場合は一切の社会保障もなく、平均月収は12万円、自立を願っても生活できないのが現実です。
 また、3月に高校を卒業し、就職を希望する青年の内、まだ就職先が決まらずにいる青年は44%と高い比率となっています。
 昨年11月の失業率は4・9%とりわけ、15歳から24歳までの青年の失業率は1990年の4%台から10年間で9%にまで上昇し、戦後最悪の事態となっています。青年が社会に巣立つ出発点がこうした苦難の現状は、早急に改善していかなくてはなりません。

豊かな発想と行動力で

 20才を迎えて有権者となった事で、自らので政治を変える事ができます。青年の中で「就職難に泣き寝入りしない」「低賃金、不当なサ−ビス残業を改善させよう」と、働く事の意味を学び働く権利を主張する青年の手でつくられた労働組合、フリ−タ−のネットワ−クをつくる運動も繰り広げられています。主権者として声をあげ、1人ひとりの生き方を大切にする連帯の輪が今の青年にとって何よりも重要なものです。

希望持てる社会へ

 青年が置かれている現状を改善する事は、21世紀の社会発展に大きな意味を持ちます。
 私は真剣に将来を考え、現実とのはざまで苦悩する多くの青年と協力、共同して地域を変え、政治を変える運動を進めてまいります。
 共に頑張りましょう。