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請願「保育園の運動会ぜひ」自民、公明、民主が不採択・品川区議会

「しんぶん赤旗」2000年10月22日(日)付
「東京のページ」の記事

品川区立中延保育園が一方的に廃止した運動会の実施を求めて、父母有志が区議会に提出していた請願が、二十日の本会議で、日本共産党などの賛成、自民、公明、民主の反対で不採択となリました。

同保育園では、今年四月、例年土曜日に開いてきた運動会を廃止し、平日に別の行事として実施することを、保護者に文書で通告。保護者会では十分な説明はなく、父母が話し合いを求めたのに対し、園側が応じなかったため、有志が「運動会実施を求める要望書」を園に提出し、区議会にも請願を出していました。

品川区は、保育士などを四年間で百四十人削減する一方、夜間保育や延長保育の全園での実施など新事業に着手。

同時に、お泊まリ保育の廃止、親子遠足の廃止・変更、卒園式(就学祝う会)の平日実施など、保育園行事の廃止・縮小を進めています。

中延保育園の運動会について、区は、「保育指針の『児童の利益を尊重する』との立場から行事を見直した」(九月二十五日の厚生委員会)と説明しています。

二十日の本会議で運動会実施の請願の賛成討論に立った日本共産党の鈴木ひろ子区議は、「子どもは家でも運動会の話をしたり、歌や演技をみせてくれたりすごく楽しみにしている」という父母の声を紹介し、「子どもが大好きな行事を廃止して、『児童の利益を尊重』したといえるのか」と批判し、請願を採択するよう主張しました。

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