災害に強い街みんなの願いです
武蔵小山駅東地区
でもなぜ19階建なのでしょうか?

まちづくりアンケート結果報告

 開発地域3.1ha(小山三丁目4・5・6・13・14番地)地域内と周辺に3000枚のアンケート用紙を返信封筒をつけポストインしました。現在49通回答をいただきましたので報告します。
1.本計画について(知っている27人)(知らない22人)
2.本計画について説明を(受けた7人)(受けていない41人)
3.開発計画に(賛成12人)(反対21人)(どちらとも言えない16人)
4.開発計画、まちづくりについてのご意見

○小山は治安もよく住みやすい。できる事なら一生住んでいたいと願っている。家賃が高いので公営住宅 を求める。

○開発計画が先行するD地区の住人。住宅は木造築5年近くになり災害に非常にに弱い。この点を除けば申し分ない現状。地区全体のことを考えると私一人のエゴを通すべきではないと開発に賛成。予期せぬ災害が多発している今日、一日も早く安全な街に変えたい。

○昨年7月に引っ越してきた。不動産屋も知らずこの計画を知らない人がたくさんいる。知っていれば別の場所にした。隣のユニーブルが10階なので、10階ぐらいにしてきれいにしてほしい。
○今まで住んでいた者が困ることがないようにしてほしい。地上19階は高すぎる。せいぜい5階建てではないか。19階建ビルの住民は通勤に便利等に理由で来るのであって、都合が悪るくなれば引っ越せばよ いと考える人ばかりになる。昔から土地に根付いた人々は住みづらくなると思う。

○街が美しくなることは良いが、住民の立場にたって実施されることが要。利益(一部企業に)優先では、生活環境が壊される可能性がある。少なくとも住民の意見が反映される実施計画が不可欠。

○車が多くなって困る。目黒線の急行が止まっても意味がない。

○駅前がきれいになるのはいいが、高い建物が多くなるのはどうか。

○勝手に行なわれているから反対。高層化すればよいというものではない。

○土地面積の割に高層すぎる。まちなみの美しさとはほど遠い気がする。

○互いに迷惑にならないようなまちづくりしてほしい。

○補助26号線の拡幅工事を先にやってほしい。50余年も前から自分の土地でありながら、思うように使えず、税金も払っている。

○計画内容説明が不十分、全地区説明会と各地区説明会とでは違う。同意書を取る為の説明が人(受ける方)によってバラバラ。

○日本の将来人口減少予測から判断して容積率をアップし、60m高層マンションの必要性がどこにあるのか。

○この地に19階の建物など要らない。19階に少し でも多くの部屋を作り自分達の利益を上げる為 (設計者不動産のデベロッパー)なぜこの土   地に19階が必要か。

○この計画は、建物によって発生する日影・ビル風等、生活環境の破壊を受ける周辺住民への十分な説明がないまちの意見を無視した無謀なもの。

○武蔵小山に生まれ、一時期渋谷に住んでいたがまた戻ってきた。武蔵小山の下町情緒、街の人々の明るさ、商店街の活気が好き。マンションが建設されるほど、近所のお付き合いや治安が保てない環境になるのでは。

○大変な予算をかけてやるのだから意義あるものにしてほしい。説明会のお知らせは来ていたが日時が合わず行けなかった。具体的な計画は見えていなかった。今回はちょっと驚いている。

○60m、20階建ての高層ビル建設には大反対。中略どうしてもと言うなら10階位止まりにし、医療機関、金融関係、公共の司法、図書館など生活に密着するフロア造りを目差してほしい。住宅用のマンションなど大反対。

○ビル街にはしてほしくない。小さな店がたくさんある方ががよい。

○このところの東京の夏場の暑さは、まさに“灼熱地獄”とも言える。ビルを照射する太陽熱がコンクリート壁面に吸収されたまま夜になっても気温が下がらず、ビル建設はヒートアイランド現象を加速する。一方中古マンションが取り残され処分が心配される。
○私個人で言えば、うかつにも約2年位前に、ある人を介在して判を求められた。D地区の等価交換の事業と理解した。この時点で現在の構想は夢にも思わなかった。

○民主導との話、実は一部の民意であり業者主導ではないか。

○今回の再開発は大手術の相当する。慎重の上にも慎重を期すべき。

○説明会の出たのは2月15日を含め3回。高さ60mを知ったのはつい最近です。説明会ではなく、初期の段階から周辺住民との融和、調整を図るべき。

○何よりも1番通りの幅員(8m)からして、たとえセットバックしても、景観、圧迫感は心ある人なら、異様に感ぜられるのではないか。景観は環境の一部と思う。

○防災の観点から開発計画は妥当。住民に何の話もなく、いつから開発計画なる物が始まったのか?本末転倒である。


26号線から見た小山三丁目右端が建設予定60m共同住宅

武蔵小山駅東地区開発は見直しが必要ではないでしょうか

様々なご意見ありがとうございました。3月17日に行なわれた品川区都市計画審議会では、以上の意見を審議委員の沢田英次区議に託しました。

(各委員の意見は概要です)
沢田英次区議(共産)@しゃれた街といえるのか。地元の願いを早急につかむべきAマンション供給過多になっている。売れ残りは誰が責任をとるのか。調査すべきB高層ビル、車の集中は、地球温暖化に拍車をかける等質問の後、住民合意がなされていないため現段階で反対を表明。
井上八重子区議(ネット)防災に強い街反対ではないが、合意、情報提供が不十分なため反対。
田中豪区議(自民)災害に強い安全な街になる。大井町と26号線でネットワークとなり住みよい街に一歩前進する。賛成。
石田秀男区議(自民)木造密集地このままではいけない。合意が8割。地域でまとまってやろうとしているので区も後押し。賛成。
川西絹子区議(区民連合)8割の賛成。新しいまちづくりに賛成。
藤原正則区議(無・会)地域からの願いであり8割が同意なら賛成。

 審議会は反対2人のみで残念ながら採択されました。防災に強い街は誰もの願いです。しかしアンケートでも3月5日13日行なった懇談会でも同意書への不信。19階建への不満が出されています。借家で営業している方々は、出るか、残るか、選択を迫られ困難な状況にあります。実態を明らかにし、合意形成のための話し合いの場が必要です。懇談会後、(仮称)武蔵小山のまちづくりを考える会の結成の準備が進んでいます。意見のある方はご参集ください。