教育委員会なぜ隠すのでしょうか?けがの状況・図面も提供拒否
すまいるスクールの調査に支障

 4月学童保育クラブ10館が廃止となりました。区は、全児童対策のすまいるスクールが、学童保育の機能も兼ね備えているとし、すまいる実施19校の児童は全てすまいるスクールに通うことになりました。子どもたちは楽しく通えているのか。議員団は調査を始めました。ところが、すまいるの位置関係を知る図面さえも資料として提供しない教育委員会の姿勢に、調査が阻まれています。

これでは議会が行政をチェックできません

 すまいるスクールの施設設備、職員体制、など児童にとって安心安全の居場所になっているのか。区教育委員会に資料の提供を求めました。

  1. 19校のすまいるスクールの平面図
  2. 19校の職員体制
  3. 大規模校に限定し、学童保育が移行する前後の参加児童数の変化
  4. すまいるのケガの状況

 ところが、区教委は「情報公開制度でなければ出せない」と拒否。

 6月25日から始まる第2回定例会でこの問題を鈴木ひろ子区議が取り上げます。平面図は、すまいるで十分なスペースが確保されているのか、質問に関連した基礎的資料です。議員は区民と同じ「情報公開制度を使え」では議員としての任務を果たせません。

他区は、区民も議員も無料公開

 23区で、情報公開有料は品川と中央区のみです。中央区の議員団に問い合わせたところ「議員の資料要求に、情報公開でとれいと言うのですか。そんなことうちではありえない」との事でした。

 品川区は、学校選択制、小中一貫校、学力テストの成績公開など、議会だけでなく関係者の意見を聞かずトップダウンで施策を進めています。区民の前に事実を明らかにできない品川区。民主的とは言えません。年金法案を、内容をごまかしながら、反対を押し切って強行採決した、小泉政府とダブって見えるのは私だけでしょうか。

施設設備格差の大きいすまいる

 すまいるは条件の良いところから始まっています。条件の悪い所、すまいるのスペースを確保できそうもない学校もあります。この間議員団で4校調査をしましたが、専用室が別棟で3部屋確保され、すぐに校庭に出られるのびのび遊んでいる所。一部屋のみで後は、兼用室。3階に位置していて、授業が終わるまで静かにしていなければならない。校庭や体育館が使える日が限られている。など施設も条件もまちまちです。
区教委は、隠すのではなく、ありのままを公開し、より良いものに改善する姿勢に欠けています。

 4月学童保育からすまいるに移行した児童の保護者の方からは、「子どもが行きたがらず困っている」と声が届いています。学童保育を利用していた子は、親が働いて間、どこで生活すればいいのでしょうか。改善を求めます。

 鈴木ひろ子議員の質問は6月28日午後3時ごろです。是非傍聴においでください。

議会の新体制決まる

<常任委員会>
 総 務 ― みやざき克俊
 区 民 ― 菊地貞二
 厚 生 ― 南 恵子 ○
        飯沼雅子
 建 設 ― 鈴木ひろ子
 文 教 ― 沢田英次
        中塚 亮

<議会運営委員会>
   沢田英次
   みやざき克俊

<特別委員会>
 自治制度 ― 南 恵子
           中塚 亮 ○
 行財政改革― 沢田英次
            みやざき克俊
 街づくり ― 菊地貞二 ◎
        飯沼雅子
        鈴木ひろ子
※ ◎は委員長、○は副委員長

<党区議団役職>
 団 長 ― 沢田英次
 副団長 ― 南 恵子
 幹事長 ― みやざき克俊