品川文化振興事業団が税金で危険な利殖
アルゼンチン債問題で緊急集会
1億6000万円分紙くずに?
 2月12日「朝日」新聞夕刊で「品川区の外郭団体『品川文化振興事業団』がアルゼンチン債保有1億6000万円分紙くず?」と報道がありました。「区民の税金が、利殖に使われていいものか」「チェック機能はないのか」区民の声に答える為、共産党区議団は、17日緊急集会を開きました。

「区長の責任は?税金を返せ!」
−集会参加者怒りの声−

品川文化振興事業団とは
●「きゅりあん」、メイプルセンター、O美術館等管理運営を行っている。
●基本財産5億円(内4億7千万円は税金)。その他毎年約5億円の補助金と委託料が税金から投入されている。
理事長(高橋区長)副理事長(助役・教育長)監事(収入役)常勤職員18人中12人が区からの派遣職員。事務局長は、区からの天下り。
●公益事業のため、利益を目的としてはならない。資産は理事長が保管。基本財産は、安全かつ有利な方法で保管する。

 同事業団が、購入したアルゼンチン債(2000年5月1億円・同9月6千万円)が、同国経済危機により、昨年12月末、同政府の対外債務不履行宣言により凍結され、売買もかなわず、1億6千万円が紙くずになりかねない事態に直面している。(この他メキシコ債1億円。中国債5千万円も購入したが、わずかな差益をだし売却済み)

区側は、「元助役が勝手にやった事。区長は知らなかった」と説明。区長は緊急入院し、公の場にいっさい顔を出していません。

真相究明と外部監査の導入を

 参加者の中から「予算があるのに、危険な利殖に走るのはおかしい」「損害は誰が責任を取るのか」「企業に損害を与えた社長は、懲戒解雇。区長の責任は免れない」等指摘がありました。区議団は今後、真相究明と共に、議会のチェックが弱まっている外郭団体(国際友好協会・スポーツ協会・都市整備公社)の財政運営の外部監査の導入、総点検を求めていきます。



医療改悪ストップ!学習会 

 2月17日荏原第2地域センターで、行いました。ビデオの後、西小山診療所の婦長、沢田朋子さんに医療の改悪内容を、お話いただき、質疑の中で、介護保険の問題にもふれました。国民の負担がどんどん重くなり、お金のない人は病院にいけない状況が更に進みます。医療制度を複雑にし、国民が理解しないうちに法案を通そうとしています。多くの方に内容を知らせ、反対の声を集めましょう。

署名行動にご参加を!  2月24日(日)午後2時〜3時  武蔵小山駅前 どなたでも大歓迎です